放映リスト
このページの内容は「必殺シリーズ」および「必殺仕業人」とは全く無関係です。
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放映リストスペシャル　劇場版

第１話「あんたこの大地に立つをどう思う」   　おなじみ必殺シリーズ第5897弾。おなじみの中村主水（藤田まこと）、やいとや又衛門（大出俊）に加え、今回よりビーナス屋の嘉吉（水沢和美）が参加する。 　剣之介（中村敦夫）の死から5000年。銀河帝国ウォーレンは地球を侵略せんと、虚構船団を送っていた。それを食いとめんとするジョー率いる地球防衛艦隊。早速嘉吉、やいとや、捨三（渡辺篤史）が助太刀に向かう。しかしそこで主水が「おれたちは何か重大な間違いをおかしてるのではないか」と気付き始める。 　久しぶりに主水が空中回転切りを披露。10万人を仕置きした。ちなみにやいとやの占いは目覚ましテレビのチェック。

第２話「あんたこのキシリトールをどう思う」   　捨三のもとに一人の娘が身を寄せる。彼女は重要なマイクロフィルムを持って逃走してきたのだ。早速嘉吉とやいとやを呼び寄せ、4人で観光地を巡りつつ湯煙殺人に遭遇したりする逃走旅行を楽しむが、しかしそこで主水が「おれたちは何か重大な間違いをおかしてるのではないか」と気付き始める。 　悪役のまさのぶ（長嶋一茂）が全然強そうに見えず、どうも小品。しかもこの回だけなぜか効果音が口である。やいとやの占いシーンでの「へ、なんだい…○○占いって…全部一緒だねぇ」のセリフが印象的かつ図星。

第３話「あんたこのクレメンコ将軍をどう思う」   　ビーナス屋の嘉吉が受けた仕事は、バビロニア文明を滅ぼすことであった。それは小料理屋の女将おふくの切なる願いでもあった。早速イラクに飛行機で向かう仕業人たち。しかしそこで主水が「おれたちは何か重大な間違いをおかしてるのではないか」と気付き始める。 　博多ラーメンは最近まずくなった店が増えた、という重いテーマの異色作。おふくとクラーク博士の悲恋の下りが印象に残る。殺しのシーンでは、嘉吉が四次元のゲートをあける荒業を披露。一発撮りで謎の怪生物を召還したとは、「制作トピックス」での本人談。

第４話「あんたこのさよなら人類をどう思う」   　出戻り銀次（鶴田忍）がある男と再会。死んだはずの役人島（美川陽一郎）であった。しかし彼は実はすでにＣＩＡによって改造されたサイボーグで、江戸を火の海にしようと画策していたのだった。早速対サイボーグ用に新兵器を開発、光線銃で迎え撃とうとする捨三。しかしそこで主水が「おれたちは何か重大な間違いをおかしてるのではないか」と気付き始める。 　役人島が久しぶりに登場する。突然学園物になるなどの意外な展開にマニアの評価も高い。主水の殺しではＢＧＭに間違ってコミカルブリッジを使用。これが意外にマッチしていた気がするのは筆者だけだろうか。なお、この回から薬屋のしの（美坂栞）が加入する。

第５話「あんたこのクエン酸回路をどう思う」   　上方の仕業人組織が江戸に上陸。外道殺しを働く。裏稼業の掟を守るため立ちあがった主水グループは、石原都知事と相談してこれを迎え撃とうと新宿副都心に向かうが、しかしそこで主水が「おれたちは何か重大な間違いをおかしてるのではないか」と気付き始める。 　とにかく上方仕業人・ニコルソン（吉田）が強烈。尻から出す粘液で主水をしびれさせ、捕食しようとするシーンは粘液業界からクレームが来たらしいほどリアルな描写であった。カメラマンの執念が光るシーンである。なおこの回主水の殺しに使われたＢＧＭは、「仕置屋」の初代主水のテーマ。これをスタッフ２０人が鼻歌で歌ったアレンジである。

第６話「あんたこのクラークサユリンをどう思う」   　備前屋の抜け荷の秘密を知った小間使い、お駒（道場六三郎）は命を狙われる。たまたま仕業人のアジトに逃げ込んだ彼女をなんとか助けようと捨三は、ドラえもん（大山のぶ代）に頼んでどこでもドアを出してもらい、早速しずかちゃん（金子信雄）の風呂をのぞくが、しかしそこで主水が「おれたちは何か重大な間違いをおかしてるのではないか」と気付き始める。 　メーンライターの一人でもある野上龍ヲの得意とする｢泣きのアメリカンジョーク｣が冴える。なお監督にはテロップで間違って｢長嶋茂雄｣と表記されているが、実際は野村克也監督作品。この回のやいとやのメイド服姿は、ファンの間での語り草となっている。

第７話「あんたこの英単語２０００をどう思う」   　仕業人探索のため、罪のない人をしょっ引いていた同心・グレート井上（グレート井上）。主水とやいとやは、ビーナス屋なんて職業だったら時代考証の無さから仕業人とわかるのではと思い、嘉吉に転職を勧めようとネットの転職系サイトを探そうとするが、しかしそこで主水が「おれたちは何か重大な間違いをおかしてるのではないか」と気付き始める。 　主水が最後に井上に正体をあかし｢俺は…俺のなは…ポォーーーーーッ！｣と叫ぶシーンはシリーズ最高腰砕けの評判が高い。この回のやられ役には、なんとあのマルチンルターが出演。当時撮影所でエキストラのバイトをしていたとか。

第８話「あんたこのビニールパックをどう思う」   　おふくの幼馴染、清吉（ねぎ太郎）が江戸に上ってきた。しかし彼は死体で河岸に打ち上げられる。おふくの頼みで捨三が捜査を開始したところ、ＩＴ革命に関する陰謀で殺されたと判明。早速森首相をやろうと計画するが、しかしそこで主水が「おれたちは何か重大な間違いをおかしてるのではないか」と気付き始める。 　この回は藤田まこと急病のため、近所から馬を調達した（エンドテロップでは藤田まことと表記）という話はつとに有名。殺しのシーンでは従来の殺しとは違い足で蹴るというダイナミックな殺しを披露。やいとやの占いで地球が滅亡することが判明する。なお、この回は字幕スーパー。

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