放映リスト
このページの内容は「必殺シリーズ」および「必殺仕業人」とは全く無関係です。

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放映リストスペシャル　劇場版

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第17話「あんたこのフランクフルトをどう思う」   　やいとやが受けてきた依頼は、謎の怪生物ピュー（御木本伸介）を倒すことだった。しかしやつを倒すためには特別な呪文が必要だった。早速嘉吉と捨三は魔法使い（曽我町子）のところに教えを乞いに向かうが、そこで主水が「おれたちは何か重大な間違いをおかしてるのではないか」と気付き始める。 　スタッフが小道具を壊したところで、キャスト全員が修理を手伝うシーンは見物。何故フィルム上に残されたのかは謎である。出陣のシーンのやいとやのバスクリン占いも結構謎だ。

第18話「あんたこのびっくり酒店をどう思う」   　しのと嘉吉が梅見に向かった先に死体が転がっていた。その身元は回船問屋・伊勢屋の一人息子周吉（暗黒生命体）とわかるが、そこにＩＺＡＭ（吉川ひなの）が何故か現れすみれがセプテンバーラブになってしまう。うわ、今どきかよと思った捨三は早速彼を始末しようとスーパージェッターに乗り込むが、しかしそこで主水が「おれたちは何か重大な間違いをおかしてるのではないか」と気付き始める。 　この回に限り、出演者全員が顔に役名をペイントしている。これはこの回を監督した長嶋茂雄氏の意向によるもの。吉川ひなのの捨て身の演技が印象に残る。乗用車を破壊するシーンはまさに必見。

第19話「あんたこの面接の達人をどう思う」   　世界初の生体肝移植を成功させた平賀源内（山本学）。おい、いくらなんでも無茶だろう。時代考証しっかりしてるのか？等と視聴者が突っ込みを入れたところで捨三が「源内がやったってだけでなんとなく納得するだろ？諸葛亮孔明がビーム放ってもなんとなくしそうな気がするだろ？それと一緒だよ」なんてみもふたもない台詞を吐く。しかしそこで主水が「おれたちは何か重大な間違いをおかしてるのではないか」と気付き始める。 　平賀源内がその台詞を聞くやいなや反重力マシンと核融合炉を発明するあたり、製作者たちの余裕が感じられる悪乗りっぷり。でも、あきらかにやりすぎ。ロケ地の大覚寺をあとかたもなく吹き飛ばしたエピソードは、余り知られていない。

第20話「あんたこのパスワードエラーをどう思う」   　盗賊団「スパイダー６」が江戸に現れる。その頭領の政（水島新司）は結構気さくな方で、休日には草野球チームで汗を流すいいおやじだ。なんか悪い人じゃなさそうじゃん。今度の仕事はやめ！と仕業人チームが決めた矢先、スーパー悪人Ｋ（ＫＡＺＵＹＡ）が現れる。しかしそこで主水が「おれたちは何か重大な間違いをおかしてるのではないか」と気付き始める。 　スパイダー６の衣装が非常に独創的で印象に残る。この回やいとやが合計８００人を仕置きしたが、明らかに６００人ほど殺していない。ちなみにこの回の脚本は「出川哲朗物語」用のものの流用という話は有名。

第21話「あんたこのビーフジャーキー風味をどう思う」   　嘉吉が町中で助けた小間使いの女性、おらん（井川遥）。「今回なかなかヒロインに金かけてるなあおい。俺がいい目にあうのか？」とか妄想を膨らませ事の推移を見守ってると、予想外にいい目に遭うのは出戻り銀次。しかもかなりうらやましい目にあってるのを見て仕業人怒り爆発。早速やいとやと嘉吉が殺しに向かうが、そこで主水が「おれたちは何か重大な間違いをおかしてるのではないか」と気付き始める。 　結局ヒロインに金をかけただけで中身は大した事無い、の見本のようなストーリー。「必殺！５」みたいな展開でマニアの評価は低い。しかしなぜかベトナム映画ファンの間では好評価を得ているとか。

第22話「あんたこの５年生確定をどう思う」   　主水の同僚の同心、成川（目黒祐樹）があらぬ疑いをかけられ免職処分となる。これは検校・法然（古川ロック）の仕組んだわなだったのだ。成川はふとした弾みで画期的な水素エンジンを開発しており、その特許を狙っての企みだったのである。成川を守ろうとやいとやの自社ビルに立てこもる仕業人達。しかしそこで主水が「おれたちは何か重大な間違いをおかしてるのではないか」と気付き始める。 　アメリカ海兵隊との対決で、西部警察張りのアクションシーンを見せる等、迫力はシリーズ中ナンバー１。ラストの主水の「これ、時代劇なのか？」と言う台詞は、おそらく演じる本人の心からの疑念であろう。

第23話「あんたこのニューギニア高地人をどう思う」   　「いかす！バンド天国」を嫌々ながら５週勝ちぬいたたま（パーカッション･芦屋雁之助、それ以外は本人）。その後一発屋に終わって今はなんとなくＣＭソングとかで悠悠自適に活躍している彼らを、「精神病院入ってる」という心無い噂が襲う。早速捨三と嘉吉が噂のもとを発見、快傑熟女（和田アキ子他）にあとは任せようとするが、しかしそこで主水が「おれたちは何か重大な間違いをおかしてるのではないか」と気付き始める。 　冒頭に出て来るケーキが非常においしそうな回。やいとやの占いシーンでは、やいとやが１３星座占いを信奉している事がわかる。この回から３１話まで、殺しのテーマが変更に（なぜかジャパネット高田のテーマのアレンジ）。

第24話「あんたこのミケーネ帝国をどう思う」   　材木商･木曾屋（ジョージ･ベートーベン）は、買い占めた木材の高騰をねらい町に火を放つ。焼け出された人々の頼みを聴き入れ、やいとやとしのは２００両の仕事を受ける事になる。久々の大仕事に張りきる主水、捨三。しかしその目の前で銭形平次（中村吉右衛門）が木曾屋をあっさり御用。大岡越前（加藤剛）が暴れん坊将軍（松平健）の命を受け死罪にしてしまう。しかしそこで主水が「おれたちは何か重大な間違いをおかしてるのではないか」と気付き始める。 　必殺シリーズ上、「大仕事はたいてい結局もらいそこね」の基本を守った作品。しかしここまで豪快にもらい損ねた例は少ない。福岡市西南部に地下鉄を開通させるシーンでは、実際に地下鉄を建造したというから驚き。

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