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必殺シリーズ第6155弾。おなじみの中村主水(藤田まこと)、やいとや又衛門(大出俊)、そして仕業人Vおよび「必殺ヒトデ屋稼業」で主役も勤めたおふう(伊吹風子)に加え、がむてや耕右衛門(森耕)・殺人音波のお琴(一ノ瀬ことみ)・ずんだ(田中五郎)が参加する。仕業人シリーズでは始めて、闇の組織に所属する異色作である。さらに助っ人として9人のサブレギュラーが登場する。
主水シリーズとしては第6122弾『必殺仕置屋稼業オルタナティブ』以来の作品となる。 今回は前作「必殺仕置屋稼業オルタナティブ最終話「一筆啓上アナーキーインザUKが見えた」において、奉行所に捕らえられた仲間のブリブリ・ウンノスケ(フラワー慎之介)をわざと逃し、その責任をとり鳥居耀蔵率いるプログレバンド「妖怪感謝よ〜ぞ〜ず」のダンス担当に格下げになった主水。大幅な減給のため、せんりつは出稼ぎとして天竺にありがたいお経をもらいに行っているという設定に加え、離れの間貸し人が登場するなど中村家の落ちぶれっぷりが浮き彫りになる。細々とおふう、ずんだ、がむてや耕右衛門、お琴と「生活のため」裏稼業をつとめていた主水のところに、「…待て!俺の出番は?」と現れたやいと屋はさりげなくスルーして仕業人組織「宇宙の会」の元締めから遣わされた、9人のボール型のアザがある超人助っ人仕業人が現われる…。 前作「仕業人V」終了後、ハード路線+原点回帰を目指した作風。金でつながったドライな人間関係と、限りない小ネタワールドに加え、超人9人の助っ人によるハードな暑苦しさが加わった。しかし9人はスケジュールの都合でほとんど揃わなかったことが惜しまれる。一応、ピカレスクロマンとしての必殺世界観が展開されることはまず間違いない、と目を泳がせながら断言することはできる。1話でやいとやが熊本名物陣太鼓を手に加入を必死に懇願した 刹那、主水が言い放った台詞。 「やいとや、おれは陣太鼓だけじゃ動かねえぞ。俺達は塩味もちょっぴり欲しいじゃねえか。それもご飯にあうちょっと辛めのおかずがよ。空港のお土産やさんをもうちょっとみろ。博多名物辛子高菜があるじゃねえか。」 この台詞が、このシリーズの方向性の全てを位置付けたと言っても過言ではあるまい。 (必殺研究委員会・小者六平)
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主題歌 「」
作詞:西島章生
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山内ニコルソン 辰野ニコルソン 制作
音楽
撮影
京都映画製作所
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