第30話 あんたこの16小節のラブソングをどう思う |
脚
本家 ステーシーニコルソン
あらす
じ:
とある女郎屋で、主水は酒に酔って女郎(アイフル犬)とたわむれていたところを悪徳高利貸し・どうする屋アイフル(辰田さやか)に「お楽しみいただいてお
りますか?この落とし前はどうお付けになりますか?ご利用は計画的に」と恋人みたいに親身に脅迫される。どうやら美人局だったらしく、アイフル屋はポルノ
ショップでコンドームに穴をあけまくって逮捕された凶悪犯シューマッハ(木戸孝允)の釈放を主水に要求。奴らの狙いはどうやらライバルの武富士屋のおかみ
とその息子(三田圭子とその息子)の財産の乗っ取りらしい。しかしおかみとその息子はいっしょの布団で寝てるとか息子が地下室でクスリやってたとか「一番
が一番!」とか言いながら激しくダンスするとか、何か気持ち悪い親子として有名だった。なに、そんな連中助けるわけ?決定事項なの?とネーポンを無茶飲み
ながらしぶしぶ地下室に乗り込む仕業人一同。しかしそこにはすでに武富士屋の息子とシューマッハ、そして何故か老同心・島(イゴール・ボブチャンチン)の
死体が…。しかしそこで主水が、「おれたちは何か重大な間違いをおかしているのではないか」と気付き始める。 |
解
説-1 |
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ステーシー
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い
わゆる密室殺人ものの回。このあと仕業人一同は船越英一郎と片平なぎさに容疑者として逮捕されるが、裁判では観鈴が「どうして、そんなことするかなあ…自
首してッ!」とちゃっかり警察側の証人として証言するなど心温まるシーンも。さらに近所の新古書店の主人(京極夏彦)がこの事件は妖怪まくら返しの仕業だ
などと言い出すあたり、現代社会の不条理な心の闇をなげやりに表現している。蛇足ながら「三田圭子」は「三田佳子」のまちがいで、今回も老同心・島のキャ
スティングに不可解な点はない。 |
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