必殺仕業人IV・脚本リスト
このコンテンツの内容は『必殺仕業人』もしくは『必殺シリーズ』とは無関係です。絶対に。

キャスト  オープニングナレーション 
放映リスト1  放映リスト2  放映リスト3 放映リスト4  放映リスト5
放映リスト6  放映リスト7  放映リスト8  放映リスト9  放映リスト10 
エンディング


第 50 話 あんたこの 一殺五百両 をどう思う
 脚 本家 ギリタチ ニコルソン
あらすじ:
涯之介、やいとやをいじめて巨大化させる
目隠しと縄を解かれた主水が通されたのは、老中・松平ウコン(里見浩太朗)の別墅の一室であった。「南町牢屋見廻同心中村主水、此度足下に、内々に片付けて頂きたい悪党がおる、いや、足下の素性は儂のほかに知る者はないから安堵せよ…」と依頼された仕事は幕府転覆を謀る柳生金色鎚(柳生博)の暗殺であった。……主水「今度はどうにもやらにゃあならん…ヘタしたら俺の首が飛ぶばかりか、おめぇたちも獄門行きだぜ。仕置料は五百両だが、後払いだ」やいとや「またですかい。一度後払いの五百両がフイになったことがあるってえのに、それでも請けなすったんですかい、ええ?」主水「死にたくなかったらやるしかねえ。ほれ、手間賃の5両だ、1両ずつ取ってくれ」……「方々、待たれい」そこへ現れたのは天下六十四州に手配された元公儀介錯人・拝一刀(萬屋錦之介)と嫡男・大五郎(西川和孝仮釈中)。一刀「老中松平ウコンより依頼されし一件、儂がおぬし等を佐けよとの事、1両お預かり致す」突然大五郎の舌が伸びて主水の掌から1両小判を巻き取った。一刀のただならぬ殺気に主水は内心、こいつには逆らえん…、とこちらは舌を巻く。……かくして柳生暗殺の算段は幕を切り、柳生邸に侵入すべく邸内の女中を篭絡する役目をやいとやが買って出たが、これが呆れるほど裏目った。目をつけた女中・おすか(大地真央)はバリバリのレズタチで、やいとやの目論見を見抜いたおすかは逆にやいとやを囮にして主水たちを罠にかけようとする。策に窮した主水に一刀、「柳生の手の内は儂が知悉しておる。ただし、我ら親子は冥府魔道に生きる者。明日なき身ゆえ、五百両申し受けるがよいな」しかしそこで主水が、「おれたちは何か重大な間違いをおかしているのではないか」と気付き始める。
解説1解説-1
 - ギリタチ - 
 破格の仕置料は必ず取り損なう、という黄金パターン。放映当日、五百両-拝一刀と条件が出揃った22時12分にはオチがみえてそれ以降視聴率が0.5% に下落。メガホンをとった松野ニコルソンも「こんなホンなら姪の明美にやらせりゃよかった」と意味不明なボヤキも洩れたとか。今回は本筋に並行して不良旗本に貧農の娘が陵辱され、許婚が一分銀でやいとやに仕事を依頼する場面もあったが、五百両に心を奪われたやいとやがそんな話を忘れてしまうのは理の当然、恨みすら晴らせぬままストーリーから置き去りにされる救いのない究極の仕業人ワールドも堪能できる。巷では「欲張ってバチが当たったのはやいとや又右衛門」という仕事人V風のサブタイトルがつけられた。
第 51 話 あんたこの ホワストシェクシー をどう思う
 脚 本家 ステーシー ニコルソン
あらすじ:
涯之介、茶筒に押し潰される
鳥居耀蔵殺し→ガンダムをパクられて失敗、柳生殺し→全然失敗した上に500両もらい損ね、怪人オペラ王殺し→西部署が放った大門ミサイル(渡哲也)の誤爆にまきこまれて失敗、と三週連続で大仕事をしくじった仕業人たち。こんなんじゃ来年もBクラスだ!チームの絶賛低迷ぶりに危機感を募らせた主水は秋季キャンプを決行。多摩川グラウンドにやいとや・涯之介・捨三を整列させて精神注入棒(オール巨人)でしばき倒した後、主水「やいとや、仕業人やる気あるのか!?」やいとや「ヤル!!(イントネーションちょっとヘン)」主水「やいとや、お前は男だ!」と感動の名シーン(@くそまぢ師)で盛りあがる(観鈴・かのは男子とは別の所で保健体育の授業)。そして鬼コーチたち(竹原慎二・朝青龍・サムソンティーチャー・蜷川幸雄)による地獄の特訓の結果、捨三は5秒間で10軒の家をほめる能力を身につけた!涯之介は爆笑必至の新芸「マトリックス風瀬戸内寂聴のものまね」をマスター!そしてやいとやは…なんと長年の持病だった「やいとや、〜ですの!」という口調が治った!抱き合って喜ぶ仕業人たち。「涙は心の汗だ!」夕日に向かってダッシュする中村雅俊(渡し人の惣太)。そこに男女のしくみを教わって戻ってきた観鈴が超お約束の一言「それ、仕事の役に立つかなあ…」。しかしそこで主水が、「おれたちは何か重大な間違いをおかしているのではないか」と気付き始める。
解説1解説-1
 - ステーシー - 
テンションが高い話が続いた後の肩すかしっぷりに、「ダイエー打線における鳥越を思わせる」と九州地方ではややウケだった回。蜷川幸雄が殺しのテーマにのって無数の灰皿を投げるシーンや、サムソンティーチャーが多摩川で流されるシーンなどが見所。とくにマトリックス風瀬戸内寂聴はよく放送できたと思う。なお、この回のみ挿入歌が「西陽もあたらない部屋」(歌・松野ニコルソン)。「♪難しいホンが波に乗り〜 流れそしてワイに回ってくる〜」というシュールと言うかわけわかんない歌詞がマニアの間で伝説になるも、現在まで未CD化。
第 52 話 あんたこの ガクトの全裸スパーリング をどう思う
 脚 本家 にしじま ニコルソン
あらすじ:
主水、離島で帰りの便を逃す
捨三が再会した、同郷の女お魚(弓恵子)。彼女は2年間の年季奉公でこの江戸に来ていたのだ。丁度そのころ江戸には、年季奉公に成りすまして大店に入り込み、ひどいやり口で強盗を働く盗人がいた。その名も「巨塵軍」。その頭お鍋(弓恵子・2役)はお魚に成りすまし、一家惨殺の上小久保をも奪っていった。しかもお魚はダイエーの鮮魚売り場に残したまま…このままでは半額の札が貼られてしまう!成りすましたお鍋の額に貼られた「偽」のシールからお魚が偽者だと感づいた捨三は、なんとしてでもお魚を救い出したいとばかりに二人をもう一度すり替えるという荒業を提案。そこにしじみ売りに現れた市松(沖雅也)がスポーツカーで突っ込んできて「その話、乗った!運が悪けりゃ、死ぬだけさ」(テケトン)。しかしそこで主水が、「おれたちは何か重大な間違いをおかしているのではないか」と気付き始める。
解説1解説-1
 - にしじま - 
当時の新聞・テレビも賑わせたが、やいとやの小道具からの失火で、「必殺京本コレクションII」の際に京本氏が特注した竹林の中のマラカニアン宮殿が焼失したのが丁度この回の撮影のあたり。新たに建物を建てるにあたっての発掘調査で大量の縄文式土器と縄文人一人が出土、このうち縄文人は悪人側のキャストに参加、涯之介と石包丁で対決するシーンは出色の出来であった。なお相変わらず沖雅也氏の出演は例の「俺たちは天使だ!」のときのアイキャッチアニメ「ポヤヤヤヤ〜ン」。
第 53 話 あんたこの 毒手(柳龍光の) をどう思う
 脚 本家 ステーシー ニコルソン
あらすじ:
主水、日本ってつくづく平和だと思う
老舗の呉服問屋・グラップラー屋の番頭のよしのぶ(ジャックハンマー)は、店を乗っ取るために主人のバキ助(範馬刃牙)の殺害を計画。さっそくローソン特製ふぐ鍋(毒入り)を食べさせられて、バキ助は絶賛中毒死する。よしのぶと悪人一味(パパイヤ鈴木・石塚英彦)はテッチリ斎(神田川俊郎)の店で祝勝会を開き、パパイヤとおやじダンサーズ仲間のやいとやもお呼ばれ。ふぐ鍋で乾杯!…って、普通ふぐ食わないだろこんな時に。でも全員もりもり食べて「まいうー」とか言ってると、奥から観鈴がひれ酒を運んでくる。やいとや「何やってんだ?」観鈴「うんアルバイト。そのお鍋も私が作ったんだよ〜、にはは」やいとや「ぬな?お前調理師免許は…」観鈴「持ってるよ〜、ほらこれ」だがそこには「ボイラー技師一級免許」の文字が。たちまち毒が回って苦しみ出すやいとやと悪人たち。やいとやの脳裏を走馬灯のようにかけめぐる思い出。楽しかった裏稼業の日々。三途の川の向こうで死んだおばあちゃんと剣之介が…。それはさておき、烈海王(宣銅烈)は死亡したバキ助を強引に大擂台賽に参戦させていた。一回戦の相手は李海王(チン・キンポー)、中国一の毒手の使い手だ。梢江(梶芽衣子)「ちょうしこいてんじゃねえよッッ!」烈「貴様は中国拳法を嘗めたッッ」だがバキ助の体に異変がッッ!「毒が…裏返るッッ!!」しかしそこで主水が、「おれたちは何か重大な間違いをおかしているのではないか」と気付き始める。
解説1解説-1
 - ステーシー - 
仕業人Tのモトネタになった話がいかんせん地味な回。実は観鈴のふぐ料理については「あんたこの噛みの国をどう思う」の解説ですでに伏線が張られていた。おぼえてねーよ!(爆笑田中で)やいとやはこの回で死亡しているが、番組ラストで外道の商売人・清水紘治の針で復活した。だからわかりにくいってば。また、いつまでも謹慎があけないヒッポリト星人に代わって、この回からポール星人三匹(加護亜依・辻希美・白木みのる)が準レギュラー入り。
第 54 話 あんたこの ドリルクラッシャーパンチ をどう思う
 脚 本家 ステーシー ニコルソン
あらすじ:
主水、ストレッチのし過ぎでアキレス腱まで伸びる
「最近忙しいわあ…」。ある晩秋の昼下がり、モンドくんの着ぐるみ夏バージョンをクリーニングに出しながら主水は思った。なんか毎週岩手とか木更津とか行かされてるし。これは仕舞人か?竜虎猪鹿蝶とか卑弥呼とか拝一刀とかストレッチマンwithゴスペラーズとか(笑)、新キャラもやたらと増えたし。家に帰れば帰ったでブロンズ像化したババアとカカアがごろごろ転がってきて危ないし、離れの巨大軍事要塞でも西部署の連中が爆音立ててイラクに出撃するからすげえうるさいし。もーいやこんな生活(小松政夫で)。仕業人Tの頃はもっとこう、江戸の社会の底辺でまったりと…。そういえば、剣之介の奴が言ってたっけ。「これはただの肩こりじゃねえんだ。死んだ人間たちの恨みがこの肩にのしかかってるんだよ…。そんな時こそストレッチだ!」そんなこと言ってたかな。いかん、本当に疲れてるらしい。やいとやの所でお灸でもすえてもらおう。とか言いつつ主水がやいとやの家に行ってみると、「中国の人たちは、日本の3倍お酢を食べている」という弥蔵(大滝秀治)のナレーションが延々と流れる妙な雰囲気の店に改装されていた。「お灸?古いね八丁堀は。これからはオーガニックな黒酢で体の中からヘルシーなスローライフだよ。あ、俺“やずやや又右衛門”に改名したから」一体何言ってんだこのバカは?しかしそこで主水が、「おれたちは何か重大な間違いをおかしているのではないか」と気付き始める。
解説1解説-1
 - ステーシー - 
なんにも起こらない日常生活をだらだらと脚本化した、ステーシーニコルソンお得意パターンの回。主水が言っているように、この時期は出張ロケ続きで出演者は全員限界ギリギリの状態で、やいとやは劇中ずっと鼻血出っぱなしで血まみれだし、涯之介もうつろな目で「大田胃酸。ありがとう、いーい薬です」しか言わない有り様。さらに捨三などは探訪に行ったお宅で「いや〜…悪趣味な家ですねー」と本音を炸裂させるほど疲れ果てている。ちなみに、今回の話が第11話へのアンサーであることは『必殺1500年のあゆみ〜必殺仕掛人からまたまた必殺剣劇人が斬るレボリューションズまで〜』(民明書房刊)の中ではじめて明かされた。
第 55 話 あんたこの ありがたや節 をどう思う
 脚 本家 アマゾン ニコルソン
あらすじ:
主水、面白い髪型に苦笑する
 江戸で「ありがたや節」なる歌を歌いながら踊る集団(零心会)が現れ、人々の注目を集めていた。 そんな中、江戸にもう一つの裏稼業集団が現れる。 音羽屋半衛門(山村聡)を元締に、影同心の堀田源八郎(黒沢年男)、死んだと思われていた侍くずれの政吉(林隆三)、新次(梅宮辰夫)、正八(火野正平)、何でも屋の加代(鮎川いずみ)、そして怪談話の淳(稲川淳二)で構成された彼らは『半愚人(ハングマン)』と名乗った。 彼らはそれぞれゴッド、マイト、ブラック、アンクル、エジソン、アイリス、モルモットおじさんと呼ばれ、悪人を殺す事無く、大勢の前で自白させた。 半愚人と仕業人がしのぎを削る中、ゴッドが、「こんな人殺し番組をいつまでやっている」との投書から降板、後釜に与市(フランキー堺)が変装の名人で謎の女、おしま(三島ゆり子)を引きつれ、ゴッドの座に座る。しかしそこで主水が、「おれたちは何か重大な間違いをおかしているのではないか」と気付き始める。
解説1解説-1
 - アマゾン - 
 役者ネタで押し切ろうとするアマゾン・ニコルソンのパターン通りの作品。 脚本段階では、チャンプ(山城新伍)の登場も予定されていたが、メカ川谷拓三とのどん兵衛のCM録りの為、スケジュールの都合がつかなかった。 今回仕置きされる相手のニセ多座を演じるのは渡部猛。しかし、その声は全て阿藤快が吹き替えている。『快傑ズバット』に阿藤快(当時・海)が悪のボス・セントデビルとして出演した時、その声を渡部猛が吹き替えていた事に対するオマージュと思われるが、そんな事に誰も気づかなかった。 ラストのハンギングシーンでは、10トンの火薬が使用され、内9トン分がモルモットおじさんの稲川淳二に直撃。「あいたたたたたた・・・・死ぬかと思ったよ、もぉ!」と、アイリスに手当てされながらぼやくモルモットおじさんのセリフは、ハンギングシーンの後の撮影だけあって、稲川淳二の本音と思われる。 エンディングテーマはタイトルにある「ありがたや節」。画面は、時代劇において江戸城として撮影される事の多い、姫路城の前で零心会が踊る、というものだった。
第 56 話 あんたこの 妊娠ラマーズ をどう思う
 脚 本家 にしじま ニコルソン
あらすじ:
主水、興部を「きょうぶ」と読む
「最近キャスト表に載ってない人間ばかりですっかり影が薄くなりましたなあ」などと毎回10分は涯之介・観鈴のおまけコーナー(しかも大人気)がかっさらうというのに抜けぬけとそんなことをいう涯之介。観鈴との共同開発による芸「ふぐおろしやルーレット」が好評で近々西鉄ホール(幸田真洋)でも上演予定という売れっ子っぷりをまざまざと見せつけながら、横で聞いてた捨三は考えた。どうすればいいのか…「死のう教ってのを作るってのはどうか?あと市原悦子の旦那になるとか…あ、そういや心眼の回のパロディはまだやってないんじゃないか?そういやあの回やいとやのやつも出てないし」早速未来予知を体得するためにファミコン屋さんに「マインドシーカー」を買いに行く捨四。…あれ?なんか数字が一つ増えてるぞ?しかしそこで主水が、「おれたちは何か重大な間違いをおかしているのではないか」と気付き始める。
解説1解説-1
 - にしじま - 
もはや仕業人を離れつつある展開に危惧をおぼえたメインライター西島ニコルソン氏が、意気込みだけを大きく取った結果ホンが大幅に遅れ「たばこ」「みどり」「ホフマン」と書かれた三枚の原稿用紙から現場の人間が話をつなぎ合わせて撮影。劇中で銀次がずっと右隅の小さな円の中で「ダスティン・ホフマンになれなかったよ」を熱唱しているのはそのせいである。前前作「必殺仕事人Xあくまで設定年齢は20歳以上編」のメインライター・石堂ニコルソン演じる「ネオ一発のトド松」は脅威の一言。出生率が10パーセント増えたという記録が残っている。
第 57 話 あんたこの 顔あてクイズ をどう思う
 脚 本家 ステーシー ニコルソン
あらすじ:
ナベサダ、アルトサックスを吹く
先週よおォ〜、番組OPを見てたらよおォ〜、宇崎竜童までが大門(渡哲也っち)になってたんだよなあァ〜。グラサンの中だって石原良純とか峰竜太になってたしさァァ〜、どういうことだッ!どういうことだよクソッ!ギアッチョ風に機嫌が悪い上に大道芸(「笑って許してへ〜」と歌いながら人体二つ折り)が全くウケなくてブチ切れた涯之介は、起死回生の新芸「米良美一のものまねによるレイプ数え歌(振り付き)」を発表。これがもろに放送コードに引っかかって西部署から絶賛指名手配されるはめに。みすずちんぴんち。避難場所をさがす涯之介に、主水は本所の「隠れ里」への転居をすすめる。涯之介「で、そこは何か?社会から落ちこぼれた連中が集まる吹き溜まりなのか?」主水「いや、社会からというか教育界から…」観鈴「にはは。場所どこ?」主水「ゴリラとかクイーンのボーカルみたいな奴がいるから、行けばわかる」本所の「隠れ里」―通称クロマティ高校。入学試験は足し算だけなので涯之介や観鈴でもらくらく入学、同じく逃亡犯のマスクド竹之内(ゼブラーマン)たちとだらだらと、でもその脱力っぷりが意外とツボな日々を送る。そんなある日、クラスメートの前田(小坂一也)がバース校に拉致られる。神山(赤座美代子)「たいへんだよ、すぐ助けにいこうよ!」ダブリの平山さん(笠智衆)「この隠れ里じゃ一人や二人消えることはよくあるんだ…」そして次の瞬間、クラス全員が前田を忘れ去って「昨日のギョーザは熱くなかったか」という話題で盛りあがるのだった。しかしそこで主水が、「おれたちは何か重大な間違いをおかしているのではないか」と気付き始める。
解説1解説-1
 - ステーシー - 
クイズの正解は志賀勝。それはともかく、前回と同じく原点回帰っぽい方向性の回。撮影途中で松野ニコルソンが「こんな難しくないホン、ワイのホンやないッッ!」といまいち腑に落ちない理由で職場放棄したため、ドラマ後半部分はアニメ「魁!クロマティ高校」のフィルムを流用したという志の低さにも注目。しかし涯之介役の声優が肝付兼太、観鈴役が曽我町子というキャスティングはいかがなものか。この回の殺しのシーンで、やいとやが携帯用火種で自分を真っ赤に熱して相手につっこむ「やいとやトルネードスピン」が初登場。
第 58 話 あんたこの 「読んでミホ。かけてミホ。」 をどう思う
 脚 本家 いまちょろ ニコルソン
あらすじ:
主水、高井さんのハンドパワーにやられる
町で若い男たちがいつのまにかいなくなるという事件が続発。何れの事件でも、失踪する寸前に「見てミホ?読んでミホ?来てミホ?」と言いながら男に近寄る謎の女が目撃されており、町奉行の嘉門替唄兵衛(飯泉嘉門)は、主水達の住む町の顔役である材木問屋の乙三(大田正)の娘、美つ穂(高井美穂)がその女であるとにらむ。娘への町の人びとの風当たりが強くなるのを目の当たりにしながらも、なお娘の潔白を信じる乙三は、釣り仲間の捨三に真犯人の発見および仕置を依頼する。成功報酬が「木頭村特産のゆず1箱」と「祖谷渓のログハウスに建もの探訪の旅ご招待」というのに不満を抱きながらも、釣り仲間からのたっての依頼と言うことで断わり切れなかった捨三、早速主水たちに事の顛末を話すが、主水は近く行われる「第1回・あなたが選ぶ全国ミホちゃん祭り」の実行委員(因みに役職は会計)の業務に忙しく、やいとやは灸で育毛を行うという新技術が巷の噂となっちゃって本業に忙しくそれどころでない。仕方ないので「ミホちゃん祭り」を手伝う捨三。おいおいどうした乙三の依頼は。さて「ミホちゃん祭り」、代書屋兼吟唱講師の園辻の若妻(中山美穂)、伝書鳩屋の娘(菅野美穂)、姉妹女郎屋の姉(矢部美穂)、花火職人の伸犬の妻(中井美穂)、町はずれの寺小屋の女主人(高木美保)、町の芝居小屋の女将(中山美保)らが参加して盛り上がっているところ、町奉行が「ちょっとこの髪結い屋の娘(吉岡美穂)を参加させてやってくれねぇかい」と実行委員会に強引にねじ込む。仕方なしに主水達がその娘を参加させたところ、周囲の男たち、彼女の「かけてミホッ。」という声にもうめろめろになってしまって。こりゃあ優勝は髪結い屋の娘で決まりかいな、というところに、やいとやが美つ穂と乙三をつれて、「ちょっと待ってくれませんかねぇ、その娘こそ・・・」と言いかけたとたん、参加者達が美つ穂と乙三を取り囲み、いつのまにか「吉野川に可動堰をつくるかどうか」で賛成派と反対派(勿論美つ穂や乙三、やいとやはこっち)に分かれ周囲が大激論。その間に町奉行が髪結い屋の娘に強引にトロフィーを渡そうとするが、芝居小屋の女将が「私に決まってるでしょ!」と言いながらステージ中暴れ回り、収拾がつかなくなっちゃう。しかしそこで主水が、「おれたちは何か重大な間違いをおかしているのではないか」と気付き始める。
解説1解説-1
 - いまちょろ - 
あらすじ上明らかに犯人役に思える吉岡美穂に対し、ファン及び某かつらメーカーより非難の声が巻き起こったが、実のところ最終的に犯人で仕置されたのは中山美保(さすが新喜劇で鍛えただけあって迫真の名演技だった、とのお噂)だったという今作。ご承知の通り中山美穂だけはパネルのみの出演だが、他の人びとは忙しいスケジュールを塗って迫真の演技を披露し、とくに中井美穂・高井美穂両嬢はこの後時折町娘や若女将の役などで時折起用された、ということもファンならば先刻ご承知のところ。まあそんな「ミホ」さん達の陰に隠れがちであるが、大田・飯泉の新旧徳島県知事の素人演技をかましてくれる姿も、実に清々しいかったというのは、放映後の「あわわ」誌の読者投稿でも話題になったとおり。ただ「どうしてこの脚本家は徳島にこだわるのか」という批判はあいかわらずで、今回も「週刊金曜日」誌上でさんざん酷評を受けたとのお噂。どうも「木頭村の問題と吉野川第十堰の位置づけが、(細川内ダム及び吉野川第十堰可動堰化反対派の)脚本家の作品であるわりにはすごくうすい。もっとその問題を掘り下げても良いのでは」とのお説。で、それを読んだ脚本家曰く「そんなこと言われてもねぇ、そのことは別のアプローチの仕方があるしぃ。これって娯楽作品だしぃ。」って言ったとか、言わなかったとか。
第 59 話 あんたこの 敦夫 をどう思う
 脚 本家 アマゾン ニコルソン
あらすじ:
主水、白黒つける
ある日、やいとやは剣之助(中村敦夫)とお歌(中尾ミエ)が殺された時の夢を見る。そんな時、やいとやの前に先生(中村敦夫二役)、疾風の竜(中村敦夫三役)、おしどり右京(中村敦夫四役)、木枯し紋次郎(中村敦夫五役)、おてい(中尾ミエ二役)といった、剣之助とお歌にそっくりな面々が現れる。彼らを目の前にして、やいとやは自分のミスで二人を窮地に追い込み、見殺しにした事に、仕業人独特のやるせないBGMにのって苦しむ・・・・事もなく、右京の妻のはな(ジュディ・オング)にちょっかいをかけたり、おていに財布をすられたり、家でゴロゴロしながら占いの本を見たりと、だらだらと日常をすごしていた。 そんな時、主水がやいとやの前に現れ、「やいとや、すぐに旅支度をしろ。今度の仕事は上方だ。」と告げる。やいとやの知らない所で事件が起こり、依頼があったのである。やいとやは事件の詳細を知らないまま旅支度をし、仕業人一同は上方に向かった。しかしそこで主水が、「おれたちは何か重大な間違いをおかしているのではないか」と気付き始める。
解説1解説-1
 - アマゾン - 
番組開始から40分間、やいとやの日常をだらだらと描き、他のレギュラーはそれまで一切登場しない。番組後半を過ぎて急に出陣→殺しとなり、事件の発端、依頼の経緯は主水の口から取り急ぎ説明されるだけ。中村敦夫が五役もやりながら、本編にはまったく「かかわりのねぇ事」である。ここまで言うと、単なる駄作と思われがちだが、「駄作」の一言で片付けられないのは、殺しのシーンの凄まじさにある。『ブラウン館』以来、久々に神戸を舞台にした殺しのシーンでは、ポートタワーの上での主水の殺陣、之介の六甲山ロープウェー宙吊り、やいとやの明石海峡大橋からバンジージャンプして、下を通る船の上の僧(伴勇太郎)に針を刺す、といったアクションを、藤田・切口・大出がスタント・特撮無しで演じている。
キャスト  オープニングナレーション 
放映リスト1  放映リスト2  放映リスト3 放映リスト4  放映リスト5
放映リスト6  放映リスト7  放映リスト8  放映リスト9  放映リスト10 
エンディング

あんたこの仕業人IVトップをどう思う

終わりに殺陣をどうぞ

SEO [PR] おまとめローン 冷え性対策 坂本龍馬 動画掲示板 レンタルサーバー SEO