必殺仕業人IV

必殺仕業人IV・脚本リスト
このコンテンツの内容は『必殺仕業人』もしくは『必殺シリーズ』とは無関係です。絶対に。

キャスト　 オープニングナレーション　
放映リスト１　放映リスト２　放映リスト３　放映リスト４　放映リスト５
放映リスト６　放映リスト７　放映リスト８　放映リスト９　放映リスト10　
エンディング

第 90 話　あんたこの楽勝オンエアバトルをどう思う

　脚本家ステーシーニコルソン

あらすじ：

まいど、松野ニコルソンだ。今日も今日とて必殺仕業人Ⅳの撮影で太秦にやってきました。ワイが監督ということは、どうせまた難しいホンなんやろ。ええと、エピソードタイトルは「あんたこの裏切りをどう思う」…なんや、えらい普通やな。いつもなら「あんたこのイソフラボン配合をどう思う」とか「あんたこのローライズ三等兵をどう思う」とか…え、仕業人Ⅰのホンの使いまわし？脚本家が全員想像妊娠で産休に入ったんで仕方なく？１００話近くなってマジで末期的な状況やな。えーと、役者はんは誰や。悪人の橘屋幸兵衛役が…誰やこのアグネス＝ゴンジャ＝ボジャジュいうのは。え、マザーテレサの本名？ブッキングに苦労しましたって、いやそういう問題じゃなくて。被害者の剣五郎役は…椿隆之？若手か？最近仮面ライダーに出てる？…ああ、あんたか。イケメンライダーやな。時代劇出たことあるか？ない？じゃ、ちょっと練習してみよか。そのホンのセリフちょっと読んでみ。橘屋に裏切られたのに気付いて絶叫する場面な…さんはい。「ダディャーナヤザァーーーン！」…え、なに？「オンドゥルルラギッタンディスカーーーー！！」お前本当に日本人か？怖いわ。ああ主水はん主水はん、いい所に。こいつまともな人間語よーしゃべらんのですわ。「ヒヒーン」あんたもか！しかしそこで主水が、「おれたちは何か重大な間違いをおかしているのではないか」と気付き始める。

解説-1

　- ステーシー -

剣五郎のセリフが全編通じてまったく聞き取れない上に、マザーテレサの仕置シーンがちょっと酷すぎて老人虐待にしか見えないとローマ法王ヨハネ・パウロ２世からクレームがついたため、松野ニコルソンが撮った「あんたこの裏切りをどう思う２００４冬」は結局お蔵入り。急遽、松野ニコルソンの撮影風景をだらだらと撮りっぱなしにしたフィルムと差し替えて放映された（撮影は出戻り銀次）。最終回間近になって箸休め的ポジションの回で、松野ファン以外には老同心・島（世良公則）が壮絶な殉職を遂げるシーンくらいしか本当に見所なし。

第 91 話　あんたこの宮武のうどん・ひやあつをどう思う

　脚本家ステーシーニコルソン

あらすじ：

「マギー霧島のスーパーイリュージョン・世紀のマジックで東京ドーム消失！」で使う火薬の量を盛大に間違えて、東京ドームを観客５万人ごと地球上から本当に消滅させてしまった自称八丁堀の魔術師・かの。勤め先のキグレ大サーカス（キダム）もクビになり、柔術家・藤岡豚也（穴戸錠）の小間使いにまで身を落とす。柔術家の愛人・順子ママ（大山倍達）のイビリに金森コーチ（金森栄治）の千本ノック、そして順子ママの店に客として来るやいとやの「バイセコー大成功占い」とか「お隣りさんが出したゴミ袋の中味占い」とか適当にもほどがある占いの数々…。身も心もサンドバッグ状態のかのの幸せは、もはや自分になついているペットの窪塚洋介だけだった。窪塚を飼うための金を稼ごうとするかのに、涯之介は夜の仕事（ナイター時におけるブルートレイン隼投法の開発）の世話をする。激怒する主水。「ばかやろう。お前が作った味噌汁、これインスタント（永谷園）じゃねえか！」涯之介「知ってたのドヒェ～」しかし窪塚は柔術家が作っていたサッポロ一番塩味の中にあやまって転落、ピースな愛のバイブスでポジティブに煮詰まって昇天する。呆然とするかの。すると、宇宙空間からまばゆい光と共に銀色に輝くフェラーリ型の物体がかのの目の前に降りてくる。扉が開いて出てきたのは…「くす、くすくす…札幌だべさー。くすくす。素手でなんまら鮭獲るべさー。スープカレーに入れてエチェバリアといっしょに食べるべさー。くすくす。北の国から２００４新庄」しし、新庄！！？しかしそこで主水が、「おれたちは何か重大な間違いをおかしているのではないか」と気付き始める。

解説-1

　- ステーシー -

ステーシーニコルソン脚本の回に出ると妙にひどい目に会うかのの主演作。柔術家を演じてる奴がそっくりさんなのか単なる偽者なのか微妙なところだが、かのと新庄の再会シーンは結構泣ける。新庄の札幌弁に激怒した北海道人がＯＡ後に日ハム球団を襲撃して、小笠原のひげを剃り落としたあげく屯田兵に鎮圧されたのは有名な話。はからずも昨今のさぬきうどんブームに一石を投じる結果となった。今回のみ挿入歌はポール星人三匹が歌う「ポリンキー劇場」。捨三の雪原での遭難シーンで効果的に使用された。

第 92 話　あんたこの貴乃花親方をどう思う

　脚本家にしじまニコルソン

あらすじ：

「まあ、あずみが上戸彩って時点でもうダメだと思ったけどね」とうっかり口にしたことがきっかけで、江戸の裏稼業として悪名高い下総屋に追われることになった涯之介。そして捕らえられてしまった観鈴。さすがに主水も「今回ばっかしはダメかもしれない」とばかりに撤退を決める。やいとやはもちろん収録にすら呼ばれていない。「こんなことだったら昨日偶然やいとやにあったときにしつこく『おい！明日どこでやるんだ？教えてくれよ！ねえったら！』と涙声で追いかけてくるのを無視しなきゃよかった…」と全力で悔やみつつ下総屋に一人で挑まんとする涯之介。しかし乗り込んだ下総屋が一言。「あれ？お前正規の仕業人じゃないじゃん。放映リスト載ってないぜ」しかもまるっきり相手にしようとしない下総屋。「もしかして…これが…殺ヲタってやつか…？」涯之介のこぶしが今まさにヒートアップ！しかしそこで主水が、「おれたちは何か重大な間違いをおかしているのではないか」と気付き始める。

解説-1

　- にしじま -

主水、捨三といった仕業人のオリジナル面子を全員取っ払い、涯之介を大幅にフューチャーした作品。助っ人として登場する多面体屋の弥平（ジョージ・ワシントン）、偏西風のお銀（辛酸なめ子）、マハーバーラタ一郎（キドイチロウ）などのよくわからないオリジナル面子が更に登場。全員下総屋を倒した後毒を飲んで次々と死んでいった。この演出について監督の松野ニコルソンは「でもイワンだけは死ぬことが出来なかったんや…イワンのばか…」と、意味深な一言。

第 93 話　あんたこのメリーさん大変だよをどう思う

　脚本家にしじまニコルソン

あらすじ：

チョッパーバイクでひたすら江戸の町を走る捨三。「…最近どうだ？毎回毎回仕業人シリーズに呼ばれてよぉ…しみったれた八丁堀とやいとやの顔を見続けるシリーズやるのはもう飽きたんだ…つーかつまんねー。よし、新シリーズ設立ってどうだ？新しい仕事師さん募集してよぉ…。」そんなわけで独立を夢見、新しいシリーズ創設を計画する捨三。勿論掟破りのご法度だが、捨三の目は何か間違った方向にきらきらと輝いている。無論それに気付く主水と涯之介。涯之介が虚をつく一撃で捨三宅の扉をぶっ壊した刹那、そこに広がっていたのは…明らかに糸見渓南のモノマネで書いたとおぼしき書画「必殺仕組人」、そしてその横にはＯＰナレーションの草稿、さらには捨三だらけの半面ライトスチールがたくさん…気の毒なくらいにゲラゲラ笑う涯之介とやいとや、そして全身からじんましんが出るのを抑えつつ１話脚本「仕組人誕生！江戸に裏稼業は二つはいらぬ」を読み始める主水…しかしそこで主水が、「おれたちは何か重大な間違いをおかしているのではないか」と気付き始める。

解説-1

　- にしじま -

「必殺に熱中したことのある中学生が必ずやったこと」という重厚なテーマをひたすら掘り下げた傑作。とにかく、誤字と必要以上の時代考証無視だらけの脚本を書くのが大変だったとは監督の高坂ニコルソン氏談。この回の捨三を演じた渡辺篤史は、蕁麻疹が止まらなくなるほど熱演したおかげで最終回まで登場しない。

第 94 話　あんたこの夢のカリフォルニアをどう思う

　脚本家ステーシーニコルソン

あらすじ：

「結局仕業人Ⅳでは涯之介のおもしろ芸人ぶりばっかり目立ったじゃん。ムキー」と、この期に及んで嫉妬の炎を燃やすやいとや。あたしだってそろそろメイン張って良くなくて？秀とか勇次と同じ二枚目殺し屋としてさーん。捨三の「必殺仕組人」に影響を受けたやいとやは、新シリーズ「やいとやまっしぐら！」の企画書と、第１話「謎の美形鍼灸師殺し屋登場！」の脚本を３０分で執筆。山内ニコルソンに春を鬻いで売り込んだ結果、本当にパイロット版が制作されることに。主役は若くて熱血でモテモテな仕業人（やいとや）。その仲間の仕業人はエロテロリストの麿（笑福亭鶴瓶）・“力”のフォーエバー（猿）・石破防衛庁長官（ホンジャマカ石塚）。ラスボス・歌舞伎町の元締にはジャニー喜多川を、やいとやと恋仲のヒロイン・苦紫には水島新司を起用。コメディーリリーフには「知ってたのドヒェ～」の三田村課長（三田村なんとか）、さらに魚屋役のチャールズブロンソンとエッフェル塔役の江角マキ子が脇を固める豪華キャストがそろって、いよいよ撮影当日。松野ニコルソンのカチンコが鳴って、最初の登場シーンでやいとやがバリバリに気取ってカメラに流し目をくれようとしたまさにその時。主水「何やってんだヘタレ又公。マジ妄想は寒いからよせっつってんだろ、帰るぞこのカメムシ！」やいとや「あいたたたた、八丁堀ごめんよおー！」主水に耳をつかまれたまま、無様に引きずられて行くやいとや。呆然と立ちつくす撮影スタッフと出演者、そしてエクラン演技集団のみなさん…。松野「撤収！」しかしそこで主水が、「おれたちは何か重大な間違いをおかしているのではないか」と気付き始める。

解説-1

　- ステーシー -

山内ニコルソン著『必殺シリーズを創った男と女と動物と宇宙人』によれば、大出俊はこの時期本気で主演シリーズを狙っていたらしい。これについて山内氏は「誰にでも夢を見る権利はある。しかし夢見る少女じゃいられないんや…」と適当なコメントを寄せている。幻に終わった「やいとやまっしぐら」のプロットは、後に梅津栄主演の必殺シリーズ５６７４６弾「玉助まっしぐら！」に無断で流用。大出氏が旭放送を告訴する事態に発展した。この回から最終回まで、捨三役が渡辺篤史からホイス・グレイシーに交替している。

第 95 話　あんたこのストライダー飛竜をどう思う

　脚本家にしじまニコルソン

あらすじ：

猪木藩の追っ手にいきなり追われた涯之介夫婦。仕方なしに逃げ込んだのはかのの家だった。たちまち囲まれる家を、惜しげもなく爆破して脱出する３人。って部屋の中にいた新庄は大丈夫なのか？かの「うぬぬぅ、考えてなかったよぉ」さようなら新庄、君のことは忘れない。しかしそれでも猪木藩の追撃は止まらない。窪塚くん、この爆弾を腹に巻いて、ピースな愛のバイブスがポジティブな感じで特攻だ！窪塚「ハァ！」さようなら窪塚、君のことも忘れない。いつの間にか猪木藩の秘密兵器、空中戦艦バルログ（阿藤海）まで迫ってきた…大丈夫か涯之介！「ここはやっぱあいつ使うしかないかなあ…」なぜか合流していた主水が一言。涯之介「最初と最後にやのつくあいつ？」にっこりと嫌な笑みを浮かべた二人の視線のその先に、凍りついた表情のやいとやが「スーパーウルトラ最凶」のおみくじをぽとりと落とし…しかしそこで主水が、「おれたちは何か重大な間違いをおかしているのではないか」と気付き始める。

解説-1

　- にしじま -

仕業人４ではまったくいいところの無いやいとやが、更にいいところ無いまま退場か、と思うくらいのひどい扱い。てんぷら油を火にかけたまま出陣し、仕事では空中戦艦の砲撃の盾に使われ、反重力マシーンの実験台に遭うなどやられたい放題。しかしラスト、やいとやがてんぷら油に気付き大慌てで家に帰ってみると、生きていた新庄がなぜかてんぷらを作ってやいとやに勧めるシーンは思わず泣ける。

第 96 話　あんたこの１０％の雨予報をどう思う

　脚本家アマゾンニコルソン

あらすじ：

猪木藩の追っ手（木村健吾、吉江豊）から逃れて、路地裏に逃げ込んだ涯之介夫婦。しかしそこに、江戸の暗黒街の大物・元締曇りのち晴れ所によりにわか雨（須賀不二男）が現れ、自分の傘下に入らないかと誘いをかける。元締曇りのち晴れ所によりにわか雨は、江戸の裏稼業を牛耳るつもりなのである。奉行所と裏でつながっている元締曇りのち晴れ所によりにわか雨は、傘下に入れば手配書を取り消してやると誘いをかける。　度重なる逃亡生活に疲れた涯之介の心は揺れる。しかし元締晴れのち曇り所により雪・・・じゃなくて元締曇りのち晴れ所によりにわか雨につけば主水たちを敵に回す。「答えは今すぐで無くてもいい。　だが、こっちにつく時はそれなりの土産を用意するんだな。」と言い残し、その場を去る元締曇りのち雷をともなう雨・・・じゃなくて元締曇りのち雪・・・じゃなかった、元締曇りのち晴れところによりにわか雨。　「やめようよ～」と引き止める観鈴を振り払い、元締雨のち曇り・・・じゃなくて元締曇りのち晴れ所によりにわか雨の元に出向こうとする涯之介。しかしそこで主水が、「おれたちは何か重大な間違いをおかしているのではないか」と気付き始める。

解説-1

　- アマゾン -

最終回が近づき、ハードな展開を期待させた回。涯之介が元締曇りのち晴れところによりにわか雨・・・でいいんだよな？の元に出向き、緊張感をあおったが、涯之介が差し出した土産は仲間の首ではなく東京銘菓ひよこ饅頭。「は、はしゃぎやがって！」と怒り心頭の元締曇り以下略。「元締曇り以下略はひよこ饅頭が嫌いだったのか？！」とあわてる涯之介の姿が緊迫感をあおるが、先程までの緊張感が一気に脱力する。　元締曇り以下略との抗争は、最終回まで続くのかと思いきや、何の脈絡も無く現れた花之屋仇吉デザートタイプ（山田五十鈴・・・じゃなくて山田花子）と元締曇り以下略が相討ちになり、あっさりと幕が下りた。　ハードな展開を期待させながら、最終回近くのたるんだ話を見せられた回である。

第 97 話　あんたこのハイスクールララバイをどう思う

　脚本家ステーシーニコルソン

あらすじ：

最終回の前にゴキゲンな大仕事を一発キメて素敵な思い出を作ろうと考える主水。定番の大奥潜入殺しはどうか。それとも外道の殺し屋組織との抗争で盛りあがるか。実在する歴史上の人物の仕置も捨てがたい。坂上田村麻呂とかピストン堀口とかシドビシャスとか強そうな奴で。やいとや「いや、ここはみんなでパーっと乳もみ殺し（※仕業人Ⅰ第２話）を…」うるさいよこいつ酢でシメちゃえ。うーんでも一人じゃ決めらんないや、と主水が捨三に涯之介を呼びに行かせると…あれ？捨三一人で帰ってきたよ。そして「涯之介はしばらく仕事を休ませて欲しいと言ってるでグレイシー」とポルトガル語（ブラジルの公用語）で説明する捨三。いつの間に外人になったんだこいつは。しかし一体なぜ？主水は涯之介と観鈴を放課後の教室に呼び出して三者面談を行う。観鈴「涯之介さんはスランプなんですぅ」主水「スランプ？」涯之介「なあ、俺の必殺技って光の虚をつく一撃じゃん」観鈴「その“虚”を生む猪木のものまねが…最近なんだか似てきちゃって～。にはは」涯「今や『猪木のものまね』と『猪木のものまねをする春一番のものまね』を完璧に演じ分けられるのよ俺」主水「…つまり何か？９０話以上『元気デスカー』ってやってきた結果、ものまねが上達して必殺技が使えなくなったと？」涯「うん。そこんとこ夜露死苦機械犬」かつて共演した氣志團のものまねはやっぱり似てない。しかしそこで主水が、「おれたちは何か重大な間違いをおかしているのではないか」と気付き始める。

解説-1

　- ステーシー -

涯之介のスランプは「元気デスカー！」の後に「おいらルパーンしゃーんしぇーい」と凄絶に似てないルパンを追加してひとまず解消、最長８秒ジャスト時間を止めた。結局ゴキゲンな大仕事は「将軍家の跡継ぎ争いをめぐる老中殺し・お庭番と死闘付き」になったが、捨三が仕置の的（上戸彩・佐藤仁美・永井大）を全員グレイシー柔術でさっさと血の海に沈めたのでゴキゲン度はいまいち。ラストシーンではほどよく酢でシメられた旬の鯖とやいとやが食卓に花を添えた。

第 98 話　あんたこの赤城山ミサイルをどう思う

　脚本家ステーシーニコルソン

あらすじ：

近所のマクドでまったりする主水・涯之介・観鈴・捨三。主水「俺、こんど赤兎馬組の連中に襲われるかも。逆恨みで」涯之介「へー大変。今やいとやの奴いないしね」観鈴「やいとやさんどこ行ったの？」捨三「奴の家に置き手紙があったでグレイシー。“自分探しの旅に出ます。最終回まで帰りません。探さないで探さないでよー　又ちん”」そーか大出俊出演しないんだ。いわゆる話数調整の回ってやつ？と視聴者のみなさんも納得しかけたその時。「また俺に内緒でロケしやがってー！」突然自動ドアをぶち破って登場するやいとや。松野ニコルソン「カーット！撮影の邪魔されちゃ困りまんな。難しいホンはみんなワイに回ってくるんや…」やいとや「うるせー。お前らわざわざ俺の置き手紙まで偽造しやがって、そんなに俺が邪魔か！」そこにフィッシュディッパー食べながらやって来る山内ニコルソン。「みんなそろそろ映画版の制作発表会場の方に…あれ、大出君いたの？」やいとや「え…映画版？」見ると主水以下全員の手に『映画版　必殺仕業人ライフイズビューティフル』の脚本が。やいとや「聞いてないよ！（号泣）」半笑いでやいとやから目をそらす主水以下一同。店員「ご注文の方お決まりですかー？（スマイル）」やいとや「…てめーら…てめーら俺を怒らせたッ！！」絶叫しながら必殺技・やいとやトルネードスピンで主水に特攻するやいとや。その頃、中村家を襲撃した赤兎馬組（ガンズアンドローゼス）は、原発事故の影響で異常な能力を身につけたせんとりつに散々ボコられていた。生まれて来たことを後悔するほど…（ＢＧＭ「ペイシェンス」）しかしそこで主水が、「おれたちは何か重大な間違いをおかしているのではないか」と気付き始める。

解説-1

　- ステーシー -

もはや劇中いじめられてるのが、やいとやだか大出俊だか区別がつかない妄想系脚本の回。怒りのやいとやトルネードスピンは主水のビンタ一発に沈むが、泣き疲れて眠るやいとやの寝顔を見つめる主水の屈折した愛情に満ちた表情が素晴らしい。マクド店員を演じたジャイアンツ木佐貫の地味な演技も光る。ハンバーグラーを演じたのはエンディングロールでも「？」になっているが、本田博太郎。ちなみに、メガドラ版『必殺仕業人Ⅳ』ではせんりつの特異能力が原発事故の影響という設定は省略されている。

第 99 話　あんたこの戌の刻だよ、全員集合！をどう思う

　脚本家アマゾンニコルソン

あらすじ：

今日も今日とて猪木藩の追っ手（エル・サムライ）に追われ、緊迫感あふれる仕切人のサスペンスＢＧＭ（まっしぐらで秀が刺客に襲われる時によくかかってたあれ）にのって逃げ惑う涯之介夫婦。その頃やいとやは、女風呂をのぞいた事から風呂屋の女将（アジャ・コング）に追われ、コミカルな仕置人のエンディングテーマにのって逃げ惑っていた。　このまま捕まれば、主水たちはすぐに仲間たちの事を吐いてしまうだろうと判断し、自分を消そうとするだろう、そう考えたやいとやは必死で逃げるも、ついには袋小路に追い込まれてしまう。しかし、その時女将の頭に金だらいが落下、女将は気を失う。　やいとやを助けたのは、ストリッパーの茶（加藤茶）と、殿様くずれの志村（志村けん）という仕置人だった。二人はかつて江戸の裏稼業に名をとどろかせた戌の会に属した仕置人だった。戌の会は、戌の刻になるとそろいのハッピを着て全員集合し、「行ってみよう！」と殺しに向かう組織だったが、元締が死んだ事により解散。だが、茶と志村は戌の会を再建しようと、かつての仲間を集めようとしていた。やいとやにもその仲間探しを手伝ってくれと言い出し、最近仲間に冷たくされてるやいとやは、少しでも自分を頼ってくれる彼らになびいた。　茶と志村により、軽業の工事（仲本工事）、雷のブー（高木ブー）が見つかり、主要メンバーが揃い、残るは準メンバーの拳法使いの諏訪（すわしんじ）だけとなった。そこにやいとやが諏訪を連れて来たとやって来るが、やいとやが連れて来たのは似ても似つかぬ凶暴な男（ＳＵＷＡ)だった・・・しかしそこで主水が、「おれたちは何か重大な間違いをおかしているのではないか」と気付き始める。

解説-1

　- アマゾン -

最終回が近づき、ネタに困ったアマゾンニコルソンが、最終回前にかかわらずいつものパターンで別の殺し屋グループを登場させ、お茶を濁そうとした作品。だが、戌の会の面々が窮地に陥った時、死んだと思われていた戌の会の元締とメリケン帰りの注が現れ、彼らを救い、「後の事はおめぇらに任せたぜ。」と去って行くシーンに関しては、賛否両論あると思われるが、一見の価値があると思われる

第 100 話　あんたこの待つ私歌う寿歌をどう思う

　脚本家にしじまニコルソン

あらすじ：

今日の的は猪木藩勘定方、月宮多門。観鈴「ふーん、猪木藩って何か聞いた事があるよね涯之介さん」涯之介「…っておれの藩じゃねーか！」そこにやいとやが大凶のおみくじをいっぱい抱え、目に涙をいっぱいにためて「仕事…しなきゃだめ？」主水が一言「ああ、だめだ」そして殺しのほうはつつがなく終了。そして脱出…また猪木藩の連中に追われかかったんだがまあ観鈴をフォース代わりにしてよけきったからな…ん？どうした観鈴…？観鈴は反射レーザー（屋敷出てすぐで出現したＰＯＷの出した青アイテム使用）の出しすぎで消耗しきっていたのだ。翌朝、更に状態が悪化する観鈴。「もう…ゴールしてもいいよね…」と弱音を吐く観鈴。その頃多門の婿養子、月宮鮎十郎はかっこいいモミアゲを自慢げに見せつつ江戸に到着。敵討ちとばかりに涯之介の姿を探す。そこで最終回くらいは涯之介の小ネタを越えるものをと特訓していたやいとやに遭遇。あっさりさらわれるやいとや、そして主水たち仕業人に突きつけられる果たし状…「事の真相（多門のお中元のビール詰め合わせ一人で独占）を知るに及び、まあ成敗もやむないって感じ？とりあえずやいとやは預かった。最高の小ネタ師は誰か決めようぜもんじゃりー　モミアゲもほどほどにな！月宮鮎十郎」そして「明日になれば助かるかなあ…？」といいながら、明日目覚める保証は何もなく静かに眠りについた観鈴を見取り、朝靄の中果し合いの場所に向かう涯之介。そしてそこで放たれる、最高最後の小ネタ、そして跡形もなく吹き飛ぶ江戸八百八町…しかしそこで主水が、「おれたちは何か重大な間違いをおかしているのではないか」と気付き始める。

解説-1

　- にしじま -

涯之介と観鈴との悲しい別離、そして再会。そして涯之介の放った最高最後の小ネタ「バングラデシュのタラちゃんでシュ～」など、仕業人４のあらゆるエッセンスが詰まったこの最終回は、最高瞬間視聴率１９．８％といいんだか悪いんだかという数字をたたき出している。ちなみに小ネタ合戦中。また何もかもなくなってしまった江戸の雪の中観鈴が歌っていた歌は知る人ぞ知る名曲「警察犬（おれ）は匂いの捜査官」。ちなみに多くの方が予想したとおり、果し合いのシーンにはもうすでにやいとやはいなかったが、最後まで行く末は不明。

キャスト　 オープニングナレーション　
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終わりに殺陣をどうぞ

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