第 50 話 あんたこの ビッグバンドジャズ をどう思う |
脚
本家 スポント ニコルソン
あらすじ:
カプチーノ号がまたしても大破。弱った真吉はベッカムの出前をおふうに手伝わせるのだが、これが間違いのはじまり。届け先の坂東京山一座(第2次大平内閣)は蛍光色の粘液を撒き散らしながら全滅してしまう。なりゆきで代役を任された真吉とおふうは、南蛮太鼓のお直(都電荒川線)本仮屋の香織(スティーブジョブス)傍惚れお良(ツバサ大僧正)達と組んでニュー仕舞人を旗揚げ。伝えられる闇のニュー仕舞人の総数17人。ジョン・F・万次郎(竹中直人)指導のもと西洋鼓笛を練習するかたわら、大奥御典医・久保デロリ庵( ? )の依頼で許せぬ悪を仕置する。そんなある日、大老・井伊直弼殺しの大仕事を引き受けたおふう一行だが、折からの豪雪で常磐線がストップ。「異議あり!おふうはちゃんと大人の料金で電車に乗ってますっ」車掌とモメてる間にも、大老暗殺の刻限は迫りくる。途方に暮れた真吉の耳に、カプチーノ号のエンジン音が…。しかしそこで主水が、「おれたちは何か重大な間違いをおかしているのではないか」と気付き始める。 |
解説-1 |
- スポント -
脚本は新人のスポントニコルソン。おふう独立主演シリーズのパイロット版として書かれた本作だが、言うまでもなく企画の時期尚早につき仕業人Vに流用された。わざわざ制作されたニュー仕舞人の仕事衣装だが、背中に「御典医久保」と刺繍してあるため元締が激バレ。「勝・麟」の割符を持ったまま出陣するのと同じくらい危険だろう。やいとやの鍼灸院を宣伝がてら全焼させてみたり、巨大猪(左とん平)相手にレントゲン殺しをかましたりと奔放な活躍をみせる仕舞人だが、本編では残念ながらばっさりカット。予告編(37分)でのみ、その片鱗が窺える。雲隠れの玄夢(谷啓・友情出演)が唐突に登場、井伊直弼と家来3万人を痛快に退治しただけで他にさしたる活躍をしないのもカットの影響だろうか。 |
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