第71話 あんたこの課税をどう思う |
脚本家 WOニコルソン
あらすじ:
芸妓らさ奴(マリアン)から託されたのは、不備頼藩主・完顔阿骨打(ケーシー高峰)の仕置。ただし完顔阿骨打の身辺は屈強の警護(レッドビッキーズ=林寛子、フェミニン=田島陽子、御意見番=デビ夫人)に固められている。主水・やいとや・弥蔵はアミダくじで的を決め、主水がフェミニン、弥蔵がレッドビッキーズ、やいとやが御意見番を仕置し、完顔阿骨打は3人で始末することとなった。ここで頭を抱え込んだのはやいとや又衛門、御意見番は常にリムジン籠で移動しており、容易に近づけないため、灼き針が使えない。何かヒントを、と、必殺シリーズDVDを仕掛人第1話からチェックしていくと、新必殺仕事人に勇次という美男のご同業が登場、三の弦で華麗な殺しを披露しているではないか。美形殺し屋を自認するやいとやは「やっぱ美麗にやんなきゃね」と、早速三の弦を入手して弦投げ゛を練習し始める。すると、半日も稽古するうちに4間離れた庭先にあったホウキに弦が巻きつくようになり、肩越しに弦を弾くフィニッシュまですっかりマスターしてしまった。最後の段取りのためアジトに集まった主水らは、やいとやがみせた数間先の燭台を吊り上げる手並に舌を巻く。得意満面のやいとやに、捨三も「又さん、2、3本シケを出すと色っぽくなりやすぜ」などと言いはやす……しかしそこで主水が、「おれたちは何か重大な間違いをおかしているのではないか」と気付き始める。 |
解説-1 |
2002/10/28
(月) 16:41:47 - WO -
難関突破編に数えられることもある本作では、主水・弥蔵も新技を発表、主水は青龍刀、弥蔵は丈八の蛇矛を自在に操ってレッドビッキーズらを仕置。完顔阿骨打の仕置に至ってはやいとや邸裏庭に熱した銅柱を並べて油をかけ、その上でパラパラを踊らせるという新・炮烙之刑を断行、視聴者を魅了した。もちろん鶏ササミ並の上腕二頭筋しか持ち合わせていないやいとやに御意見番を吊り上げる腕力などないわけで、なぎのリリーフ(電動リール貸与)を仰ぐこととなっている。主水が赤兎馬(テイエムオペラオー)で完顔の下屋敷に乗り込むシーンはJRAのCFでもお馴染み。 |
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