第 21 話 あんたこの すっかり液状化した大仁田ネギ をどう思う |
脚
本家 スポント ニコルソン
あらすじ:
江戸の人口増加を憂慮した老中水野エチレン守(便所蟋蟀)は地方出身者をゴーホームさせる人返令を発布。「で、強制送還されたはずの恋人おギョロ(膃肭臍)が行方不明?」ひょんな事から好青年・鯔助(海驢)を拾ったワンギャル屋の弥蔵は、おギョロ捜索に乗り出す。「…これは人返しにあった娘をだまして叩き売る、戻し屋稼業の連中が動いているかもしれないです…」よぅしナイス説明台詞だ、なぎ。捨三は見世物小屋を、八丁堀は見世物小屋を、なぎとお道は見世物小屋をあたるんだレッツゴー!「見世物小屋ばっかりじゃねぇですか!」だって…ねぇ?東洲斎写楽(蝦蛄)の描いた似顔絵を半笑いで眺める仕業人一同。しかしその頃、MAT(南町奉行所アタックチーム)はおギョロを故郷の怪獣墓場(亜爾然丁)に還してやろうと悪戦苦闘していた。ワイヤーロック作戦、オートジャイロ作戦、ロケット弾作戦、風船化作戦…おギョロの尋常ではない体重と全身から噴き出す毒液のせいで作戦は失敗失敗また失敗。翔んでる!平賀源内先生(樹懶)も匙を投げる。一方、印旛沼では釣人(信天翁)が不気味な泡(翻車魚)を浴びて白骨化する怪事件が。隕石大怪獣(ぜんじろう)の仕業だ!みずから大怪獣迎撃を志願し、京成本線で千葉へと向かうおギョロの頬にひとすじの涙が…。しかしそこで主水が、「おれたちは何か重大な間違いをおかしているのではないか」と気付き始める。 |
|
- スポント -
冒頭、現代の街(墨西哥)で通勤ラッシュに揉まれた捨三が終始半べそで「救命阿…救命阿…」と呟いている姿は涙を誘う。また、ちょいとした誤解からテトロポリキョン星(倍諾愛勒)に人返しされてしまったやいとやに代わって臨時仕業人となった鯔助の殺し技(標的の耳からグリム兄弟(菟葵)を侵入させ、ポエムを朗読させる)が予想外に好評。枚挙にいとまないリストラ危機のなかでも、このときばかりは駄目かと思った…と大出俊氏も述懐する。なお、何の説明もなく仕業人Vメンバーが総登場しているのは当時放映し忘れたフィルムがハワイ経由で偶然発見されたからとする説が有力。 |
|
|
|