このコンテンツの内容は『必殺仕業人』もしくは『必殺シリーズ』とは無関係です。絶対に。

キャスト  オープニングナレーション
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第 91 話 あんたこの トラピストクッキー をどう思う
 脚 本家 戸塚 ニコルソン
あらすじ:
主水、ドラ猫くわえて走る
品川沖で中村主水の死体(中丸忠雄)が発見された。自らの死体を見て驚く主水。その当惑が冷め遣らぬ内に奉行所に呼び出された彼に鳥居耀蔵・左(志村喬)は「死んだ人間に禄を払うことは出来ん」と非情な申告を告げる。そして「あくまで自分が生きていると言い張るのなら、その証拠を見せてみろ」「期限は十日。それまでに証拠を差し出せなければ、貴様は死ぬまでタダ働きだ」鳥居耀蔵・右(清水紘次)と鳥居耀蔵・中央(米倉斉加年)の強硬な姿勢に自分探しを迫られる主水。机(ロイ・シャイダー)の中を探しても鞄(吉田兼好)の中を探しても見つからない。あまりに見つからないので自分が教科書(ティーガーT型)に変身すればいいと思いつくのだが、もう自分が学校(森林太郎)に行かなくてもいい歳であることに気付き、仕方なく鳥居耀蔵・スイッチ(岸田森)に相談する。「なるほど、今こうして目の前に居て口を聞いているのだから生きているとも言えるが、しかし死体が見つかった以上は死んでいる筈、という訳だ、難しいトンチだねぇ。さしずめ今の君は、そう、幽霊のようなものだな。うん、幽霊。そうだ。伊豆へ行こう、レッツゴォ!」となしくずしに伊豆へ向かう車中で出会ったのは鳥居耀蔵・立体派(伊藤雄之助)であった。飛脚問屋・三船屋の一人息子と取り違えて鳥居耀蔵JR(沢村いき雄)を誘拐した犯人(大田光)は千両箱を車窓から投げ落とすよう指示したのだと言う。そして千両箱の中には特技を活かして体を折りたたんだ鳥居耀蔵アラジン(田口計)が潜んでいるとも。犯人が千両箱を手にすれば事件は一気に解決するかに見えたが、列車はトンネル内で落盤に巻き込まれてしまう。事故か?はたまたこれも犯人の策なのか?そして重傷を負った鳥居耀蔵・三倍録画(グレタ・ガルボ)に死が迫る!「輸血さえ出来れば…しかし患者の血液(B型RHトリイ)は非常に特殊なもので…」鳥居耀蔵・二階角部屋日当り良(田宮二郎)も匙を投げるのだが、しかしそこで主水が、「おれたちは何か重大な間違いをおかしているのではないか」と気付き始める。
解説1
 - 戸塚 - 
「知ってるかい、こういうのエゲレスじゃぁこう言うんだぜ―」ネチっこい台詞が記憶に残るモルグ屋兵衛(佐藤春夫)を演じた佐藤春夫(太宰治)氏は、この役にが印象的であったと後に語っている。「なんて言うかな、ペシミストだしペダンチックだし。脚本には無いけど、落伍者のイメージですよね、侍くずれなんじゃないかな。世を拗ねて、ただの放蕩をテロリズムって嘘をついて、自分でもそれを信じ込んじゃったら、気付いたら人殺しになってた、って。そんなんだから、傍目には悪党か愚者に過ぎないんだけど、心理を考えてみるとすごくウェットで、そうだなぁ、そういう…少年から見て憧れる青年の「影」なんじゃないかな。私自身、その「影」に憧れている面が残っていたように思うんですね、しかし、テレビ世代の申し子なもんだから(苦笑)、(「影」を)持っては居なかった、ゲバ棒を振り回した事もないしね(笑)。だから、出番はとても長いものではないけど、この役を通して何か吹っ切れた、確信犯的に演技できるようになったと思うんです」(シネマ個性派ランド(草野大吾)より抜粋)
第 92 話 あんたこの 3794の謎 をどう思う
 脚 本家 スポント ニコルソン
あらすじ:
主水、戦術を考える
松野ニコルソン(ケペル先生)のもとに主水登場。「へぇ、ナイス地味脚本でっか。ほな、さっそく拝見。『地味な人形職人が、旗本の無礼討ちで腕をばっさり。借金返せなくなって女房は岡場所に身売り、そこに客として旗本が…』そしたらまずキャスティングやな。人形職人(ビル・ゲイツ)と女房(毛沢東)、人形はモアイ像30体空輸して…旗本は9万騎(いいとも月曜日観覧者)ぐらいでよろしいか?旗本屋敷(名古屋ドーム)に赴く仕業人一行は金ピカの山車(74式戦車)に乗せてやな。コンコンチキチキコンチキチキ…チキチキチキチキ(電線に接触中)…仕置めしませ、めしませ仕置。南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏、ばんざぁい!」「馬鹿っ!松平健(踊るマハラジャ)じゃねえぞ俺たちゃ」もう松野はダメだ。絶望した主水、路上でアリの行列を撮ってた新人監督(リュミエール弟)に依頼する。「ははぁ、なるほど。まず、近所の潰れた洋品店(色褪せブラウス専門)からマネキン2体くすねてきたんで、これ人形職人と女房です。なにしろマネキンは斬っても文句言わないから楽でいい。宇宙の会は流用フィルムで、元締だけアフレコします。なぁに、どうせ「降りた!」「ずんだ!」です、構うこたぁない。旗本屋敷ですが、太秦行くと汽車賃かさむから近所の公民館(和室:3時間500円)借ります。時間厳守で。畳汚すと叱られますからBC拡散兵器とかエメルソンはご法度、鍼とセコ突きだけでお願いします。…あ、しまった!旗本役だけは雇わなきゃ」「心配するねぇ、俺が自分で斬られるぜ」しかしそこで主水が、「おれたちは何か重大な間違いをおかしているのではないか」と気付き始める。
解説1
 - スポント - 
おなじみ、主水の地味仕事さがしシリーズ。このあと、自称・新人監督が公民館使用料500円を持ち逃げして松屋でハヤシライスをご賞味、という不祥事が発生。このままでは番組に穴があいてしまう…途方に暮れるあまり全身からアロマオイルを噴きはじめた主水と山内ニコルソンのもとに、冒頭からの一部始終を8mmでひそかに撮影していた松野ニコルソンが駆けつける。ラストの新人監督殺しはアストロ仕置のフルコースにくわえて主水怒りの昼行灯ビームが木星(ぜんじろう)ごと破壊するなど決して地味な展開ではないが、がっちり抱擁をかわした主水と松野ニコルソンはじつによい表情。
第 93 話 あんたこの 東京で籠城する状況 をどう思う
 脚 本家 ステーシー ニコルソン
あらすじ:
主水、極道高校に入学する
江戸いちばんの米問屋・成田屋の長男の清太郎(原田真)は放蕩息子。女遊びで借金をこさえて、ついには幼い弟の孝助(大出俊隆)を誘拐して身代金を稼ごうと企む悪党どもの片棒をかつぐハメに。そしてまんまと孝助は誘拐され、清太郎は口封じのため殺される。たまたま通りかかったやいとやに金を渡し、「弟を助けてやってくれ。そして俺の恨みを…」と頼んで息絶えた清太郎。やがて夜になり、町外れのあばら屋に駆けつける主水とやいとや。主水「あそこか、連中が誘拐した子供を人質に立てこもってるのは」やいとや「ああ、急がないと子供の命が危ねえ」主水とやいとやがあばら屋に突入しようとしたまさにその時。「3、2、1、0、仕業人ガッツでファイヤー!」脳みそのカケラもなさそうな雄叫びとともに、主水のはるか頭上を飛んでゆく七(明智球七本人)。七はあばら屋を大きく外れて裏山(グランドキャニオン)に着弾、豪快に爆発する裏山とまきぞえを食って吹っ飛ぶ東京タワー(リリーフランキー)。そしてバズーカ砲をかかえた八(南海おしず)がどたどた走ってきて、「しまった!はずしたか」。「だあああもおおお!今いい雰囲気だったのにいいい!」激怒する主水。「正統派しっかりしろいパターンに酔いしれて演技してたのにいい!吉田ニコルソンを監禁拷問してやっと書かせた地味脚本、しかもファースト仕業人の後半話数風味だったのにいい!」「やっぱり俺たちもうダメなんだよう、名もなく貧しく地味だったあの頃には戻れないんだよう」さめざめ泣きじゃくる主水とやいとや。つうか原田真と大出俊隆ってあんたら(藤田まこと・大出俊)の本名じゃね?自作自演乙w「御大にも…俺にも色々あるんやあああ!ウパ――――――!!!!」奇声を発しながらあばら屋に突撃する主水。ドアを蹴破って踏み込むと、そこには驚天動地のオチが…。しかしそこで主水が、「おれたちは何か重大な間違いをおかしているのではないか」と気付き始める。
解説1
 - ステーシー - 
このところあんまり地味地味うるさかったので仲間にウザがられ、慰安旅行(熱海・クアラルンプール一泊二日)においてけぼりを食った主水とやいとやの前期必殺ごっこをそのまま放送した回(撮影は大佛りずむ)。放送後、監禁されていた地下牢から10年ぶりに救出された吉田ニコルソンが主水を告訴する事態に至るが、和解金300円と肩たたき券3枚でめでたく示談成立。主水があばら屋に突入したらそこは風呂場で、全裸の少女(本阿弥周子)から「キャー、のび太さんのエッチ!」とお湯をかけられる痛切な腰砕けオチには全米が泣いた(コロラド州を除く)。
第 94 話 あんたこの 黒田勇樹(子役) をどう思う
 脚 本家 スポント ニコルソン
あらすじ:
主水、宇宙で腹が出る
『或るやんごとなきエンペラー陛下の御日記』を持ちこんでくるずんだ。「馬鹿野郎、なんだその中途半端に時期遅れかつデンジャラスでやんごとなき時事ネタは」「日記にやんごとなき御依頼が?やだやだ、冗談じゃありませんよ」やんごとなきエンペラー陛下の勅命とあれば、主水がパチョレックにされても文句は言えぬのが世のならい。ハニワ幻人全滅だとか新元号は平成だとか、面倒かつやんごとなき御言葉をいただいたら、どぎゃんすっとね。騒ぐ主水たち、ヒトデ相手にハートフル和歌をたしなむおふう、そしてペストに覆われていく江戸の街をよそに、御日記(からくりビデオレター)が披露される。『あ…どうも。後花園・ジ・エンペラー(1419-1470)ですけどもね。わざわざ『花の乱』総集編ビデオ借りてきたのに、どうやら出番ばっさりカットの気配っすわ。ほんとね、ネタにもなりゃしない』「…やいとやだなあ」「やいとやなの…」「完膚なきままにやいとやですっ!」嗚呼、またしても役者ネタ。しかしやいとや、「御落胤?もしやあたしは御落胤?」キャホーイ。やんごとなきステップで全裸のままブロードウェイに駆けだした。さようなら、さようなら。『えー…気分がのってきたので、足利義政のマネをしたいと思います。みじめだ…みじめだ…みじめだ…』しかしそこで主水が、「おれたちは何か重大な間違いをおかしているのではないか」と気付き始める。
解説1
 - スポント - 
「後花園…っておめえ、室町時代にビデオレターがあるわけないじゃねぇか」主水のあんまりな台詞はオクラホマ州で大流行。左腕や臀部、眼球などに刺青(パフィー)する若者が続出、州立公園には主水(シンボリルドルフ)の碑が建てられた。地元の古老(福原愛)も述懐する。あの頃はフリードリヒ(生牡蠣)がいた、と。ところでエンペラー陛下(大出俊)のやんごとなき御依頼だが、畏れ多すぎてとても此処では明かせない。暮らし安心クラシアン(シガニー・ウィバー)が5分で解決した、とだけ説明しておけばいいかしら。この件に関する政府公式コメント「陛下にもいろいろあるんや…」
第 95 話 あんたこの マイケル・ナイトのよき理解者 をどう思う
 脚 本家 スポント ニコルソン
あらすじ:
主水、正月にまたも削られる
♪あーる晴れたー昼ーさがりー…いや、面倒だからここから普通に話すけどね(語り:中条きよし)、「その方ら、ロックミュージカルと称しオモシロ髪型(磔にされたガリバー)をお茶の間に流布せし振舞い、まことにもって不届き至極。あと、まじうるせーよバイオリン。鶏(筧利夫)が卵産まなくなったじゃん」そんなこんなで例によって江戸追放を命じられた天保エミネム一座。お琴はひょんなこと(なでぎり地蔵商店街の福引4等賞品)から、ネオ次郎(北京原人)と名乗る青年を一座に加える。「ウパー!」ボーカル兼世紀王担当の倉田てつ衛門(岡本次郎)を野性味あふれる居合いでいきなり大切断するネオ次郎。「ウパー!」どう、やったよボク。ママ褒めて!と言わんばかりの表情で見つめられては、お琴も思わずほねっこ(宮武外骨)ギブユーで猿可愛がり。宿場宿場の尼寺で庵主さま(全員、瀬戸内寂聴)をウパー!悪党ども(推定)をウパー!宿場ごとウパー!すっかり一座のデストロイ興行に馴染んだネオ次郎。「ウパー!(旅のことなら、近畿日本ツーリストに3年!JTBに3年!はとバス最後尾座席に12年在籍した俺にお任せ!)」ずんだチックな言葉にのせられて、一路みちのく殺し旅。『拝啓、主水様。お元気でお過ごしなの?みちのく旅したお土産に、浜辺で拾ったアフリカゾウ(シドニー・シェルダン)。9月というのに東北は、まだまだ猛暑が続いているの…』しかしそこで主水が、「おれたちは何か重大な間違いをおかしているのではないか」と気付き始める。
解説1
 - スポント - 
このあと一座は東北(あくまで東北)でフラミンゴ(林家パー子)の群れに遭遇。手の空いている者は左手を見たが、ボーカル兼真仁智寺禅師のおマッチョ(白竜)が全身ついばまれている様子は華麗かつロナウジーニョに無視された。二人組の悪漢(爆笑問題)に追われている、形見のペンダント(関羽の首級)をぶらさげている、どう見ても衣装がナージャ(在庫)等々なにやら複雑な事情がありそうなネオ次郎だが、本人は黙して語らずただ夜空を見上げるばかり。泣くな泪星(ワルダスター)、俺(汐華初流乃)には夢がある。なお、いきすぎたハイビジョン撮影のため画面比は1:256。キャスト全員匍匐前進での出演を余儀なくされた。
第 96 話 あんたこの ひょっとこ野郎評判記 をどう思う
 脚 本家 ステーシー ニコルソン
あらすじ:
主水、でも悪い気はしなかったりする
「激闘編も120話まで延長が決まったし、今年の夏は何して遊ぶ?」仕業人アジトでずんだ特製牛タンフラッペをほおばりながら、ほくほく顔で夏休みの予定を話し合う仕業人たち。「んーっ、逃がし屋さんの船に乗って太平洋豪華クルージング(海中投棄サービス付き)ですっ!」「フジロック2006にネオ次郎with天保エミネム太夫一座で初参戦なの!」「いや、ぶっちゃけ俺は家族サービスが(←耕右衛門)」すると突然、一人の貧乏くさい中年女性がアジトに入ってくる。「…なんだい、仕業人シリーズばっかり景気よく更新してさあ…『新翔べ!必殺うらごろし』をほっとかれちゃたまんないよう!」ゲーッ、お前はおばさん(名取羽美)!珍奇かつ斬新なアクションでやいとや、ずんだ、そしてたまたま遊びにきていた吉田ニコルソンとBC拡散兵器(織本順吉)をざくざく刺殺するおばさん。「うらごろしのDVDも出たのにたまんないよう!猿(宇宙の会所属)の兄貴の世界戦、判定が微妙でたまんないもん!亀じゃないもん!あくまで猿だもん!」いつもの短刀(荒川静香のアゴの部分を銀色に塗ったもの)を振り回して暴れるおばさんの前に、血の海に沈む仕業人アジトとメトロポリタン美術館(まんだらけ中野店)。緊急出動した大激闘マッドポリス(さいとうプロダクション)が、おばさんに重火器(さいとう・たかを)で一斉砲火をお見舞いだ。「せんせえ〜っ!」お約束で短刀を宙へ投げるおばさん。「絶望した!中村敦夫が時代劇なのにパンチパーマで絶望した!どっかから飛んできて私の頭に突き刺さった短刀に絶望したああ!」って、先生ってお前(糸色望)かよ!そこで火野正平(マーロン・ブランド)がカメラ目線で…。しかしそこで主水が、「おれたちは何か重大な間違いをおかしているのではないか」と気付き始める。
解説1
 - ステーシー - 
「…いっぺん『新うらごろし』も書いてみたかったんだもん!微妙な判定でTBSに抗議4万件だもん!」とは、製作トピックスでのステーシーニコルソン談。仕業人メンバーの屍がごろごろ転がるかたわらで、若(アッコ兄さん)がアストロ仕業人の壱(山本圭壱)にこんこんと説教するラストシーンが印象深い。おばさんが壮絶な最後を遂げるシーンは、「翔べ!必殺うらごろしW・ベネズエラ百景殺し旅」の最終話「悪用した微妙な判定!勝てるかランダエタ」でも流用された。この回に限り猿が微妙に元気がないが、たぶん気のせい。
第 97 話 あんたこの 麺劇場での三文芝居 をどう思う
 脚 本家 にしじま ニコルソン
あらすじ:
主水、妖怪ハンターにあこがれる
「しっかりしろい!」…おお、ファースト仕事人主水のテーマに乗っていままさに正統派しっかりしろいパターンが行われようとしている。満員の横浜アリーナのリング上で、一人の半裸の男を介抱する主水。「この…この金で恨みを…」依頼人は11ラウンド、瀕死のポロボクサー。ヤツは強い、強すぎる。間合いを離されたと思ったら的確なジャプやパンチが、ガードの隙間から飛んでくる。この…金でヤツをやってくれ!頼む!(ガクッ)。許せない!とりあえず主水、刀で飛び掛ってくる相手ボクサー乱打・えだ(阿藤海)を簡単に仕置き。「モンド、ウィーン!」え?優勝したの俺?なぜか渡されるチャンピオンベルト、そして主水が満場のお客に向かってマイクアピール。「みんなごめんなさい!でも一生懸命がんばりました!今はいないけど、奥さんとそのお母さんのおかげです!」会場はみんな涙、涙…そのとき。照明は突然落ち、真っ暗になった会場に地獄のバイオリンの殺人音波が…「やらせはせん…なの…」そして会場の屋根をばくばくもぐもぐ食いちぎって現れるエメルソンたち(京塚昌子)、足元には胸騒ぎの沼の色のBC拡散兵器(エリート軍団)…「主水ちゃん、あなたはよくやったわ…ウフフ…ググ…ギギギ…ケーっ!」主水「…て、テメエはなぐさめ主婦!来るな、来るなあーっ!」しかしそこで主水が、「おれたちは何か重大な間違いをおかしているのではないか」と気付き始める。
解説1
 - にしじま - 
「だからここんとこの仕業人、どうなのよ、毎回重大な間違いに気付くだけ…俺はもうちょっとねこう…」という藤田まこと氏の意向を脚本家・演出・監督全員大幅に勘違い。しかもがちがちの時事ネタだし。「でもチャンピオンベルトを腰に巻いた御大はとってもとっても嬉しそうやったんや…」とは松野ニコルソン氏談。会場は横浜アリーナという設定だが、どうみても福岡市内の某麺劇場。ちなみにこの撮影で会場にいた5万人はほぼ全滅、ラストでおふうが放った「んーっ、エメルソン二匹がおいしくいただきましたっ」との台詞は思いっきり例の世界戦の結果並みにドン引きされた。
第 98 話 あんたこの クーリングオフ制度の意外な盲点 をどう思う
 脚 本家 スポント ニコルソン
あらすじ:
主水、三方一両損を考える
イカゲル星人(平幹二郎)の殉職という辛い現実を乗り越え、遂にありがたいお経(アナーキー・イン・ザ・UK)を入手したせん・りつ・悪魔くん(伊崎どっちか)・ヴェルサーチ係長(いとうみきお)。これで中村家も安泰だ。だが、帰国早々にりつが一張羅の豹柄レオタード(小林朝夫)と一緒に置いといたお経をついうっかり全自動洗濯機(チョ・インソン)に放り込んで洗濯脱水乾燥炎上大爆破してしまったから、さあ大変。毒々しいオレンジ色の煙がたちのぼり、封印されていた108匹の兇悪妖怪(ぜんじろう・他)が現世に放たれてしまう。第1の妖怪へらちょんぺ(横峯さくら)の妖力によりコンビーフ缶の巻き巻きするとこが突然折れるという大惨事が続出し、たちまち江戸は大混乱。妖怪退治にのりだした将軍の隠密・影零八ぐらい(スピッツ)も返り討ちにされてしまう。……まあ、誰にでも失敗はあるよね。ありがたいお経(2冊目)を貰うため、お釈迦さま(ラッキィ池田)の待つ天竺(ブックオフ大井町阪急店)を目指しせん・りつの新たな旅がはじまった。しかしそこで主水が、「おれたちは何か重大な間違いをおかしているのではないか」と気付き始める。
解説1
 - スポント - 
激闘編の放映期間延長にともない、せん・りつの出稼ぎも新たなステージへ。悪魔くん(伊崎あいつじゃないほう)・ヴェルサーチ課長補佐(いとうみきお)・イカゾル法師(平幹二郎)といったお馴染みのメンバーにくわえ、香港編で仲間いりしたチューヤン(謝昭仁)のミニコント、一行を陰から援護する超音速攻撃ヘリ・エアー九重親方(宍戸開)などの新要素も満載。なお、お釈迦様登場シーンには欠かせなかった荘厳なインド音楽のBGMだが、残念ながらDVD版では権利関係の都合によりレッドショルダー・マーチに差し替え。
第 99 話 あんたこの マッスルミュージカルに行きたいと泣きじゃくる子供 をどう思う
 脚 本家 菊 ニコルソン
あらすじ:
主水、店長を憐れむ
今年もやって来ました『大川人間花火大会〜KillYouRegend2006〜』!ルールはいたって簡単、他の参加者(杉並少年少女合唱団)を大砲に押し込めて夜空に打ち上げろ!最後まで河川敷(賽の河原)に立ってた奴が勝者だ!!なお優勝者にはパジェロのドア(千代大海)と世界にたった一匹しかいないと言われる幻のヒトデ『ヒトデ怪獣ヒトデロン』(セアカゴケグモ)をプレゼント。ヒトデ目当てで参加したおふう、親戚のお姉ちゃん(毒蝮三太夫)に勝手に応募されたやいとや、観客席で弁当(シリカゲル)を食うずんだ、朝起きると毒虫(萩原流行)になっていた耕右衛門、火星(コリン星)に不時着するお琴、袴(天狗のお面)が後ろ前の主水。続々と打ち上げられる人間花火(AIBO)、降り注ぐ挽肉(糸井重里)、もりもり食べてもりもり成長するヒトデロン。しかし育ち盛りのヒトデロン、挽肉だけじゃ物足りないみたい。観客席の人間(レゴのブロック)もむしゃむしゃ。こらこら、オイタが過ぎるぞ☆ そうこうするうちに5万人いた参加者もおふうと坂江屋ケツゲノ介(萬田久子)の2人を残すのみに。睨み合う2人。緊迫する空気の中、「実食!」のアナウンスを合図に両者箸(串田アキラ)を取る。だがその時、俄かに翳る空。見上げるとそこには、雲霞の如く空を覆い尽くす数多の宇宙蝗(ユンピョウ)が…。ヒトデロン対宇宙蝗、地球の覇権をかけた最大最後の荒川区議会選がいま、幕を開ける。しかしそこで主水が、「おれたちは何か重大な間違いをおかしているのではないか」と気付き始める。
解説1
 - 菊 - 
グリンピースがヒトデロンの保護を求め大川に殺到するシーンでは、3万缶ものグリーンピースを使用。この時使用したグリーンピースが野生化し、後に大問題に。いまでも撮影現場付近では『野生化したグリーンピースと現地の住民と恋に落ちる』『足が臭くなる』『地球が滅びる』等の被害が続出している。この荒川区議会選の結果、宇宙蝗が見事8万議席を獲得。その中の一人・蝗田正次郎は『ガイチュウ』の仇名で市民に親しまれ、後に荒川区長も務めた。享年11ヶ月。
第 100 話 あんたこの あんたこの東京国初代皇帝 をどう思う
 脚 本家 スポント ニコルソン
あらすじ:
主水、海ではしゃぐ
闇の口入屋藤兵ヱ(神田隆)との抗争は熾烈を極めていた。軟膏屋の耕右衛門は藤兵ヱ一味に襲撃され、いささか長い水中戦の果てに惨殺されてしまう。囲みを突破し、どうにかやいとやの鍼灸院に辿りついた主水はひとときの眠りに就いた――「主水さん、起きてくださいっ!銀河ちくわぶ帝王(ジョニー・ライデン)殺しの刻限ですっ!」「ああ…もうそんな時間か。にしても変な夢見たぜ。俺達が地味に裏稼業やって、がむて屋が地味に殺されてよお」帝国艦隊を次々撃沈するアストロ仕業人。「ははは、地味スキーの八丁堀はそっちのほうが幸せだったんじゃねえのかい?」ここで後頭部にアストロ七(明智球七)が激突、主水さんバタンキュー。――「起きろ、八丁堀」「ああ…もう朝か。にしても変な夢見たぜ。アストロ何とかって派手な連中と組んでドンパチやらかしてよ」「そっちのほうが幸せだったかもなあ。このままじゃあたしら八方塞りですよ」そこへ芋煮のお裾分けを持ってくる鍼灸院の患者。だが、その懐には短刀が…。「主水さん、とても危ないですっ!」踊りでたおふう、短刀に刺されて絶命。しかし、何故この場所がバレたんだ。「今まで黙ってたけど、お琴は最初からカタカナみっつでス・パ・イだったなの…」――あー、嫌な夢見た。おふうは隅っこでエメルソンと世界情勢について語らってるし、お琴はバイオリンで葬送行進曲(どう聴いても黒田節)演奏中。田島屋伝兵衛オイルショック(津川雅彦)は怪鳥音あげてるし、銀次のエクササイズで江戸は半壊だ。――「たしかに、そんな世界もアリだったかもしれねえな…なあ、やいとや」ドブ川に浮かぶ又衛門の屍は答えない。せまりくる藤兵ヱ一味にむかって太刀を構える最後の仕業人。「…中村、主水だ」(完)しかしそこで主水が、「おれたちは何か重大な間違いをおかしているのではないか」と気付き始める。
解説1
 - スポント - 
「あのー…今回は全120話なんやけど」最終回打ちあげパーティ会場を訪れた山内ニコルソンの言葉に、全員凍りついたとか。糸見ニコルソン入魂の「なかったことにしてください」をサブリミナル的に挿入することで急場は凌いだものの、調子にのって中村家セットを大爆破してしまったため当面は美術倉庫の片隅をむりやり中村家呼ばわり。藤田まこと氏のパントマイムが冴えわたった。なお、本作の放送期間延長にともない次回作「必殺ピタゴラスイッチ人」撮影開始も17年延期。ピタゴラ装置の天平(森田健作)が中村家(美術倉庫)で暇そうにしている様子が次回以降たびたび目撃される。

キャスト  オープニングナレーション
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