第 31 話 あんたこの サミュエルソン研究所から来た男 をどう思う |
脚
本家 スポント ニコルソン
あらすじ:
アストロ仕業人6名を失いながらも、上方の外道仕業人(マイケル・ムアコック)を倒した主水。そこに謎の青年(伊崎どっちか)が現れる。「これが音に聞こえた中村主水かい。まるで昼間の行灯だぜ!」「何だと!」「中村主水は空からの敵には弱い。俺なら、中村主水を空から攻めるね」一方その頃、外道仕業人・淀川(駿河学)は百軒長屋跡地に眠る出門一族(ロザンナ・他)を掘りおこし、いつもの偽造証文(ゲーッ、あぶり出し!)で支配下に。仕業人スクランダーの完成をいそぐツンデレ!平賀源内先生(いきなりダゴン)を出門一族が狙う。時をおなじくして、テルアビブの街角でありがたいお経を探していたせん(菅井きん)は例の青年に耳打ちされる。「中村主水は空が飛べないよぅ…中村主水は空が飛べないよぅ…」このあと、国際電話で3時間におよぶ愚痴を聞かされて主水マジぎれ。「源内先生、仕業人スクランダーは発射できますか…飛行テストがまだ?構いません、発射してください!もし発射してくれないと一生どうでしょうします!」お琴がかなでる勇壮なBGM(「空飛ぶマジンガーZ」というよりは「バケツのおひさんつかまえた」風味)にのせて、大空へと射出されるやいとや!しかしそこで主水が、「おれたちは何か重大な間違いをおかしているのではないか」と気付き始める。 |
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- スポント -
紆余曲折を経て完成した仕業人スクランダーだが、チビッ子が真似をしてロールケーキをかつら剥きしてしまう事件が多発したためアッサリお蔵入りする。これには空中戦のために12トンの減量までして役作りに励んでいた藤田まこと氏も茫然自失。のちに再生隕石獣(ぜんじろう)との決戦において「仕業人スクランダーさえあれば!」をアドリブ連呼するのも無理はない。それはそれとして、出門一族は誰も飛ばないし、青年は中近東から戻らない。外道仕業人・鴨シレーヌ(冨永愛)も出演辞退…「ペロ!生きかえって」のオチよろしく江戸の空をひとり飛びつづけるスクランダー主水の寂寥感は、自分だけPCエンジンを買ってもらった小学生を思わせる。 |
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