このコンテンツの内容は『必殺仕業人』もしくは『必殺シリーズ』とは無関係です。絶対に。

キャスト  オープニングナレーション
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第 111 話 あんたこの ホカホカゴッドねえちゃん をどう思う
 脚 本家 雨園 ニコルソン
あらすじ:
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今日も今日とて宇宙の会の競りにやって来たずんだ。 おや?今回の競りの会場、神社の境内? なんか八丁堀やおふう、がむてや、みんな来てるし・・・それに何故かみんなマフラーや手ぬぐい、ほっかむりで顔隠してるし・・・ がむてや、顔にガムテープ巻いてるのに傘被る必要無いんじゃ・・・ あのデストロイヤーのマスク被ってるのは、服装からしてやいとや? さらに猿のかわりに・・・水色のカバ?! 「僕はカバじゃない!ムーミントロールだ!」と怒る元締弁天(岸田今日子)の仕切りで競りが始まる。 今回の殺しの的は、神保主税(富山敬)率いる旗本愚連隊ザー(JAC)。わらべや文七(ソニー千葉)は新作映画の撮りを優先する為割って入る事も無く、すんなりと主水グループが競り落とす。 しかし、競りに来ていたうらごろしグループの若(和田アキ子)がデストロイヤーマスクを被ったやいとやを、本人と勘違いしてハリセンでシバき回し、やいとやは再起不能に陥る。数の多い旗本愚連隊ザーを仕置するには人手が要る。アストロ仕業人のほとんどは盆休みを取って里帰り中。まさに猫の手も借りたい主水グループに、がむて生物・鋳掛屋のブニョ(蟹江敬三)が助っ人を申し出る。しかしそこで主水が、「おれたちは何か重大な間違いをおかしているのではないか」と気付き始める。
解説1
 - 雨園雷多 - 
今回助っ人に現れた鋳掛屋のブニョは、特定の殺し技を持たず、その場その場で有効な手段を取る技巧派。ある時は手刀で首の骨を折り、ある時は十字手裏剣を使い、ある時は配下のスケバン仕業人・かもめ(南野陽子)、おみつ(相良ハル子)を使い、果ては悪人を氷漬けにしてノコギリ引きするという荒業をも使う。今回やいとやがマスクを被っての出演なのは、大出俊氏の契約切れによるものだが、若にハリセンでシバかれる姿を見たドスカラス(どっかの猿の弟)が、「にいさん・・・ものすごい殺気をまきちらしたデストロイヤーとはまるで別人みたいだね。みていて、なんだか悲しくなるよ。」と兄・マスカラス(どっかの猿の兄貴)に漏らすが、実際別人。なお、今回のシナリオは、雨園ニコルソンが旋風編の映画用に考えていたシナリオを、ネタ切れのため激闘編に持って来たものである。
第 112 話 あんたこの 素の木久蔵 をどう思う
 脚 本家 てるひこ ニコルソン
あらすじ:
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女優・鬼田島魔屋伝兵衛(津川雅彦)と料理評論家・マエストロ鬼岩(今井健二)。「どーせみんなやってるしィ〜」という手前勝手な理由で図書館で携帯(ストロング金剛)を使ったり電車の中で化粧(楳図かずお画風)をしたりする極悪非道な二人が宇宙の会で競りにかけられた。杉村太蔵70人(武部勤70人)という仕置料を「なにソレ」と思いつつも競り落とし、機を狙う主水達。しかし二人は突然富士山(インターネットウミウシ)の掃除を頑張って世界遺産への登録を成功させたり、被災地で炊き出しに精を出して難民数百人(金子信雄数百人)の命を救ったりと善の限りを尽くしだす。下調べに手違いでもあったんじゃないか?と思い仕置を躊躇った短い間にも牧野備中守(菅貫太郎)、寺山修司(菅貫太郎)、小豆洗い(江幡高志)、細木数子(通天閣のビリケン)ら、いずれ仕置にかけられたであろう悪人達が次々改心。遂には悪人不足から宇宙の会が解散(阿藤快さん)の危機に陥ってしまう。裏稼業の存亡を懸けてその原因を探る仕業人達の前に現れたのは「馬鹿野郎!」と殴る事で人間を愛に目醒めさせる男・熱井拳之助(中村雅俊@島本和彦画風)だった。彼に襲いかかるも返り討ちに遭い、身も心も善人(しりあがり寿画風)になってゆく仕業人達はアフリカの子供達の事を考えて料理を残さず食べたり、人喰いヒトデを無料で人々に配ったり、老人ホームでバイオリンのボランティア演奏を始めたり…しかしそこで主水が、「おれたちは何か重大な間違いをおかしているのではないか」と気付き始める。 しかしそこで主水が、「おれたちは何か重大な間違いをおかしているのではないか」と気付き始める。
解説1
 - 犬丸輝彦 - 
江戸の悪人がやいとや一人くらいになってしまうという裏稼業の根本的な危機を画いた回。主水が微塵も汚点の無い善人である熱井を「俺達に経済的損失与えてるし」という勝手な理由で殺そうとするあたり実に「仕業人」らしい荒みっぷりである。一方で寺子屋教頭・罪木屑四郎(穂積隆信)の『腐った蜜柑』発言で悪人達が再びグレ出し、解散の危機を免れるオチは予定調和との批難が多い。冒頭、蕎麦屋で使った箸を戻す二人を見た頼み人・宗像河内守(中田浩二)の「田島屋、恐ろしい子!」という絶叫はインドから台湾にかけて正体不明のベトナム映画と共に大流行した。
第 113 話 あんたこの 世田谷代田サタデーズ をどう思う
 脚 本家 江戸のクロねこ ニコルソン
あらすじ:
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晴らせぬ恨みを全国どこでも晴らします 許せぬ人でなしをご指定の時間に消します いずれも秘密厳守で仕掛けて仕損じございません 人呼んで仕掛人と申します ただしこの業務はタウンページには掲載されておりません あらかじめご了承下さい―親切丁寧な接客姿勢を前面に押し出して、裏稼業界でトップセールスを誇る音羽屋(釘宮理恵)率いる仕掛人。こんなライバルが出て来たら、俺たち上がったりだよねーと音をあげる主水たちの前に、今出川西紀(今出川西紀)という女が現れる。「私が出てきたんだから、悪役は大滝秀治(アメリカザリガニの声がカン高い方)とか津川雅彦(しなびたバターラーメン)あたり」という彼女の言葉をたよりに探りを始めた仕業人は、江戸の暗黒街を牛耳る神田隆(井上喜久子)ファミリーが真のターゲットである結論を導きだしてしまう。敵はスーパーヘビーウエイト!こんなグダグダチームな俺たちじゃ勝ち目ないじゃん!その時、赤井剣之介(中村敦夫)が呟いた「それにしても、もっと!モット!ときめき…」しかしそこで主水が、「おれたちは何か重大な間違いをおかしているのではないか」と気付き始める。
解説1
 - さくらい - 
結局神田隆ファミリーに尻込みした仕業人が仕掛人に殺しを丸投げしてしまうという展開により、最終回目前の疲労感がひしひしと感じ取れる仕上がり。ちなみに仕掛人の殺し技は、川谷拓三を夜間バスに乗せてもう二度と笑わない眠りに誘うとか、越後在住の人を江戸に呼び出して後悔させるとか、なにかと必殺ファンにしかわからないマニアックなものばかり。仕掛人の描写に時間を割いたためになんとか仕業人感を出そうとして、宇宙の会の存在を無視したり、誤って赤井剣之介を登場させてしまうあたりも駄作と呼ばれる一因。2分に1度は入る「つよきす」ってカットインも邪魔でしかない。
第 114 話 あんたこの ベッカムカプセル をどう思う
 脚 本家 にしじま ニコルソン
あらすじ:
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「オッケーエブリバデー!」きょうも筑前出身の粋な太鼓持ち、ボギ吉(オクムラユウスケ)の小粋なMCから始まる芝居小屋。きょうの演目は南町筆頭・鳥居様率いるすっかりおなじみの権力ハードロックバンド妖怪感謝よ〜ぞ〜ず、謎の覆面夫婦ユニット・旦那がなぜかやたら刀を振り回す(笑)ケン&ミエ。そして今回のメインはご存知江戸所払いから戻ってきて気合十分の天保エミネム太夫一座…なのだが本番数時間前にしてお琴が行方不明?会場端でうずくまり、泣きながらお琴が語る過去。両親との死別、そして手がかりのおっきなくまのぬいぐるみ、間違って燃やしてしまった両親の仇の手がかり…剛田ジャイの進(石原慎太郎)、中居くん(中居くん)、およみ(水原暦)、おへた(ナウシカ歌ってた頃の安田成美)、よくお聞きなさい・・・。世界は美しい、悲しみに満ちてさえ。あと菱安くん(シドビシャス)、自分にカッターでバカって傷をつけるのはやめなさいなの。やっと今日、この会場に仇候補500人全員を集めることが出来たの。さあみんな、このおっきなくまのぬいぐるみ(防音加工済み)を着こんで、我々の破壊音楽衝動を全開にするの。仇候補500人全員に俺のシイタケをぶち込んでやるわ!まずは一曲目「SHIOKI」なの!しかしそこで主水が、「おれたちは何か重大な間違いをおかしているのではないか」と気付き始める。
解説1
 - にしじま - 
密閉した芝居小屋で破壊音楽に五(平畠啓史)によるBC拡散兵器をぶち込む念の入りようで、凄惨な大量殺人シーンを撮ったもののテレビ局が放映に難局を示し、結局それらのシーンの映像だけは全て「よ〜ぞ〜ずスペシャルGIG祭り」の様子で差し替え。音声はもちろんそのまま流され、聞くに堪えない轟音と「ようし!BC拡散兵器だ!」の声だけがお茶の間に響き渡った。日本人の聴覚を変えた放送として話題になり、この年の紅白にてアイシュツルテンデ・ノイバウテンがトリを飾り、老若男女が涙を流した記憶は明らかに悪い夢だったと思いたい。
第 115 話 あんたこの ハンカチ玉子 をどう思う
 脚 本家 ステーシー ニコルソン
あらすじ:
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ある晴れた昼下がり。せんとりつが千勢先生秘蔵のボーイズラブ絵草子(杉田玄白総受け本)をのんびり読んでいると、異様に暑苦しい漢どもの集団(デビット伊東・高山猛久・バロン森本人)が唐突に中村家を襲撃する。「ビクトリー赤兎馬組による逆恨みの革命や〜!」とか「あの世じゃ一番のスイカ屋さんになってみせるぜえーっ!」とか意味不明な雄叫びをあげながら、せんりつ千勢先生をがんがん拉致る赤兎馬組…。ああ、もう赤兎馬組が俺の家を襲撃する季節か。そろそろこのシリーズも終わりであることだなあ(詠嘆)とラス前の風物詩に主水もうっとりだ。さて、この辺で殺しのシーンといきますか。おいずんだ、みんなを呼んできてくれ。「ずんだ餅30個牛タン定食10人前、鮭イクラ弁当10個はみんなワイに回ってくるんや…」あれ?何か様子が変…ってゲエーッ!なぜ松野ニコルソンがずんだのコスプレを?「放送延長のおかげで、田中五郎はんの出演契約が先週で切れてもうたんですわ」え、それじゃあんたが代役を?「さいな。ちなみに御大以外のレギュラー陣の出演契約も全部切れました(爆笑)。その辺にいた奴で適当に代役しますんで夜露死苦」て、適当にって…。そこにエメルソン(京塚昌子)とバイオリン(石橋蓮司)がおふうとお琴のコスで登場。「キューキュー(んーっ、とてもヒトデ記念日ですっ)」「ギーギー(ひらがな4つでそ・う・お・ん、騒音なの)」代役って、棘皮動物と無機物かよ!さらにはるか宇宙の彼方から、森耕氏の代役として最強のがむて生物ブラックエンド(中条静夫)が中村家上空に飛来する。「キシャー!(江戸時代ガムテープあると思うー?)」なんだこのアバンギャルドな顔ぶれは!…俺は…俺はさあ…俺はただ普通で地味な時代劇をえーい突撃!泣きながら中村家に全速力で駆け込む主水。その瞬間、やいとやのヅラと衣装をつけたBC拡散兵器(織本順吉)が天井裏で起動して…。主水「ギャアーッ!」赤兎馬組「ギャアーッ!」せんりつ「ギャアーッ!」千勢先生「ギャアーッ!」松野「ギャアーッ!」しかしそこで主水が、「おれたちは何か重大な間違いをおかしているのではないか」と気付き始める。
解説1
 - ステーシー - 
毎度おなじみ話数調整の回。大出俊ら出演契約が切れたレギュラー陣は、ちょうど撮影と同じ時刻に全員ハローワーク太秦支局の窓口に並んでいたとの目撃情報が。この回のラストでガチで殺されかけたことをきっかけに、藤田まことは必殺シリーズ降板の決意を固めたが三歩あるいたら忘れた。「ワープロやエリマキトカゲならともかく時代劇にBC拡散兵器は正直どうかと。江戸時代でもハーグ陸戦条約は守らないとね」(藤田まこと著『必殺・穴あき包丁の切れ味』より)。せん・りつ・千勢先生役の菅井きん・白木万理・時東ぁみの出演契約もきっちり切れていたため、たまたま近所のコンビニでボーイズラブ本を立ち読みしていたBoA・島谷ひとみ・愛内里菜が急遽代役に抜擢。BC拡散兵器による凄惨な死にっぷりで、次回作「必殺仕業人X旋風編」でのレギュラー出演を見事射止めたり射止めなかったり。
第 116 話 あんたこの テレポーテーション!パリから来た男 をどう思う
 脚 本家 戸塚 ニコルソン
あらすじ:
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冥王星(奥村公延)が太陽系から消えた。そのため地球(谷あきら)に影響する重力が変動し、なんか東南アジアあたりの海流が変わったりなんかしてマグロの漁獲高は激減するし、海流が変わって海面温度が変化したもんだから気圧配置も変わって台風が来なかったり日照りが起こったりしたせいで、この年の凶作は決定的なものになっていた。買占めに走った雑穀問屋が儲けるかと思いきや、悪質な買占めを行った山城屋(デビット・カッパーフィールド)は独占禁止法であっさりと磔刑にされる。とりあえず刑場に花札をばら撒きながら今後の展開を危ぶむ仕業人一同。そんな中、冥王星を破壊した暗黒彗星が接近する数分の間、地球上の空気が消滅するという噂が立った。息を止める特訓のために桶がバカ売れ。儲けたのは桶屋だった。しかし江戸の桶屋たちは次々と何者かに殺されてしまう。下手人として捕まったのは桶職人のゴド造(内田勝正)であった。夫の無実、そして殺害現場での桶屋次兵衛(岡田英次)の目撃を訴えるおベム(赤座美代子)であったが、与力迫水(ベンさいとう)はそれを退ける。「許せねぇ!」おベムの依頼から次兵衛殺しに向かった七と八であったが、「珍味かな」彼らは暗黒彗星のバンリ吉(大前均)に食べられてしまう。暗黒彗星と次兵衛はグル、冥王星破壊からのすべての絵図を描いたのは次兵衛だったのだ。雑穀商に対する猛烈な取締りも公儀の厳正さを演出するための迫水の計略であった。いくらなんでもコジツケすぎないか?というツッコミを無視して、事の総仕上げとして、「珍味かな」小伝馬町一帯もろともゴド造の口を封じるバンリ吉。「牢屋は天国だって信じてたのに、これじゃぁあんまりだぁ!」銀二の涙に応えて板橋大仏(竹下心也)が動き出すが、「珍味かな」食べられた。しかも存在が白日のものとなるや、貴重な生きた彗星として幅を利かせ「珍味かな珍味かな」と悪事のし放題のバンリ吉。「あれ、話ここから始めればよかったんじゃねぇ?」と誰もが思ったその時、しかしそこで主水が、「おれたちは何か重大な間違いをおかしているのではないか」と気付き始める。
解説1
 - 戸塚 - 
まぁ何だかんだ言ってエメルソンがバリバリモグモグ食べて解決しまう辺り、終盤の消化回の印象が拭えない。だが博士(志村喬)の「エメルソンは遂に暗黒彗星すらも食してしまった、彼女の腹を満たす食べ物は果たして地球上にあるのだろうか?」という独白からクライマックスに向けての布石が感じられるが、マバタキする間に忘れられた。っていうか博士って誰だ。なお本編中ずっと背景で「やいとやはー仕業人をーやめへんでー」と喚き散らす男(大出俊)が居るが、誰でしょうね、これ。
第 117 話 あんたこの 複垢 をどう思う
 脚 本家 奈落 ニコルソン
あらすじ:
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近頃巷に流行る物。押し込み強盗高利貸、賄賂を貰う偉ぇ人。そして『みくしぃ』なるもの。「なんでぇ、新手の鼠講か」といつものように斜に構えていた主水も、仲間はおろかせんりつまでもが始めたのを知って焦りを覚えだす。しかし、一向に来ない招待状。そんな主水に近付くのは、怪しげな招待状で『まいみく』を大量生産する時代劇振興屋(沖ときお)を名乗る男。しかし、時代劇振興屋のバラ巻く招待状が実はコピペだということを知った主水は、その誘いに躊躇する。一方、最近すっかりアジトに顔を出さなくなったやいとやはすっかり『みくしぃ』中毒。「大の男馴れ合いの仲良しごっこしやがって。そんなだからあいつはいつまでもヘタレなんだ」とおふうやがむてやの手前仕業人イズムで毒づく主水だが、しかし、内心で招待状がこないことを誰よりも気にしていた。そんな心の隙を衝かれたように、主水は年端もいかぬ少女お市(杉田かおる)から「身体を買って欲しい」と援交をもちかけられる。力づくで出会い茶屋に連れ込まれた主水は大枚四両をむしり取られることに。お市はその金でゴールデンレトリバー種のバター犬・1(ワン)を手に入れるが、複数アカウントによる自演の疑いが掛けられた主水は、アジトでやいとやを始め仲間たちから代わる代わる凄惨なリンチ(しっぺ)を受ける。身の証を立てる為に、お市のパトロンになった九州出身のベース漫談家・はなわ東十郎(宍戸錠)を仕置することになるが……しかしそこで主水が、「おれたちは何か重大な間違いをおかしているのではないか」と気付き始める。
解説1
 - 奈落 - 
新仕置人『裏切無用』を思わせる、延々と続く凄惨なリンチ(しっぺ)シーンが話題を呼んだ作品。杉田かおるが体当たりで挑戦した濡れ場シーンでは、回し蹴りがまともに藤田まことのレバーに入り、急遽特技の宍戸大全が代役を演じるという前代未聞の事態となった。更にアクシデントは続き、実は藤田まこととは養命酒のCM繋がりという事実が発覚した宍戸錠が、「タレント同士での殺し合いは不味い」というスポンサー判断により出演を見合わせ。急遽特技の宍戸大全が代役を演じるという前代未聞の事態となった。「宍戸しか合ってないのは如何なものか」「クレジットが『殺陣師・穴戸大全』になっていた」などの視聴者クレームが殺到。必殺にありがちな最終話付近の劣化作品の一つとして評価せざるを得ないのは残念極まりない。
第 118 話 あんたこの マンダム をどう思う
 脚 本家 荒木 ニコルソン
あらすじ:
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「ふう、久々にいい地味仕事だったな」ご満悦の表情の主水、「…マイケル・ジャクソン3万体の仕置はあんまり地味じゃないと思うの」とつれないツッコミをするお琴、その他数名のご一行を「シャー!」と優しく吠えながら照らす満月(今吉晃一)…。その不思議な力でなぜかメリケンにタイムスリップした一行がたどり着いたのは果樹園の真ん中にあるボロ屋。メキシカン・ハットっていうのか?なんだか派手な色彩の帽子をかぶった男(BOA)が住人らしき男に何事か叫んでいる。「やっぱ必殺ってのは悪党を殺し屋が悪党をありえない技で殺して終わる、みたいな清涼感が必要なんだよ!わかる?犬ごとき殺された恨みで動いて地味な殺しで終わる仕業人はクソ!清涼感のかけらもねえ!」…。住人の椎名林檎ロードアゲイン(チャールズ・ブロンソン)はそれを聞いてぺこりと一礼し、「よろしくお願い申し上げます」、バーン。いきなり射殺。「んーっ!何という清涼感なのでしょう…常識が覆されました・・・アリですっ!」…ふと気がつくとなぜかまたさっきの男が「清涼感があるなんてやに思うだあ?はあ????寝言言ってんじゃないよ必殺ファ…あれ?」そして東京事変を結成しながら椎名林檎ロードアゲインがつぶやく…「かっきり6秒だけ何度でも時を戻せる…そしてその6秒の記憶だけが残る。それがわがスタンド『マンダム』の能力。自演に感謝いたします」バーン。また射殺。またおふううっとり。また6秒戻る。主水ワープロを打つ!6秒戻る。何、ずんだの様子がおかしい!「ずんださん、あんたこんなピザを食ってたのかァー!」やっぱり6秒戻る。やいと屋がアクションで6人くらい刺客を撃破!6秒戻る。エメルソン、アメリカ全土を完食。6秒戻る。しかも毎回さっきの男は射殺。ちょっと退屈だったお琴、「前よりいい音♪」のバイオリンで一丁殺人音波演奏スタート。あっという間に敵味方はおろか怪しく光るメリケンの満月(駒大苫小牧の本間君)までも全滅。「…ぼんじゅーる?ようこそ、お琴の世界なの」しかしそこで主水が、「おれたちは何か重大な間違いをおかしているのではないか」と気付き始める。
解説1
 - にしじま - 
全編にわたりポージングと人間賛歌、そして家庭菜園のプチトマトにこだわりぬいた荒木ニコルソンの脚本が光る傑作。今吉君や本間君といった旬の素材をすばやく取り入れる必殺スタッフ陣のフットワークのよさには驚かされるが、本間君はどう見ても間違って監督のほうを連れてきてる気がする。当初この回は森ニコルソン本人が脚本を書く予定だったが、間違って「仮面ライダーニビシ」24話「フンドーキンの刺客!その名もジャン・レノ」の脚本を完成させてしまい危うく仕業人を落としかける羽目に。耕右衛門の殺しが「三原山の火口に突き落とす」だったのはこれに対する侘びの印だったとか。
第 119 話 あんたこの 白いんげんに魅せられたマダム をどう思う
 脚 本家 菊 ニコルソン
あらすじ:
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お江戸で静かに仕事をしていた仕業人たち。しかし高度経済成長の波(ヤギ台風)に乗ったゲストロ星人(はりせんぼん)が突如襲来。お江戸(ナルニア国)を切り開き、ニュータウン建設(はなやしき)を始めた!江戸の町を取り返すべく知恵を絞るいつもの面子。「…そうだ、腹力なの」腹力、それは長く忘れられていた仕業人たちに伝わる特殊能力。腹からビームを撃ったり、ヘソで茶を沸かしたりできるすごい力なのだ!「腹太鼓三万回、はらたいらに3000点のこのオレが!」いきがるずんだを生贄にささげて、ぷりぷり県(練馬)とアルメニア(町田)から仕業人の長老(チャチャ)を召喚。さっそく長老による『楽々マスター!3日でできる腹力(入門編)』講座の開始です。途中やいとやが挽肉になったりミンチになったりすり身になったりしたけど気にしない。裏の畑にまいとけば一週間くらいで生えてくるよね、だいじょうぶ。入門編を終えて早速ゲストロ星人(タイムマシーン3号)への抵抗を行う一同。とりあえず仕業人の恐ろしさを見せ付けるために『8時だよ全員集合!もりもりハラハラ大行進』を決行するけど、途中で腹力がきれて尻すぼみ。やっぱり3日間講習受けただけじゃどうにもならないよね?アルメニアの長老(ポケットティッシュ)は人生を悲観して尻にデンデン太鼓をさして大海原(阿藤海)に飛び立つし、耕右衛門は手近を歩いてたゴルバチョフ太夫(宇梶剛)にプロポーズをするし、おふうはヒトデ☆ビキニで角界デビューするし、お琴はフランス人(柳智衆)になるし、なにがなにやら大原麗子。しかしそこで主水が、「おれたちは何か重大な間違いをおかしているのではないか」と気付き始める。
解説1
 - 菊 - 
現代社会のアレを風刺したナニな話。この後ゲストロ星人に敗退し散り散りになった仕業人達はゲストロ星人に化けてニュータウンで暮らし始めるのだが、ラストシーンは必見。主水扮するゲストロ星人(林家正蔵)が空き地を通りがかるとそこから懐かしい競りの声が。服を脱ぎ捨て全裸で競りに参加する主水。お茶の間の奥様も画面の一部に釘付けになったとかならないとか。
第 120 話 あんたこの よいこの友達 仕業人万歳! をどう思う
 脚 本家 スポント ニコルソン
あらすじ:
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「うおおお!来た来た来た!究極の必殺的エンディング!今なら天地創造のビッグバン(ぜんじろう)も書ける!」そう言い残して脚本家(大西ニコルソン)は消息を絶った。一方その頃、イカバル大神官(平幹二郎)の尊い犠牲を乗り越え、宇宙の彼方(夢のクレヨン王国)に眠る仕業人クリスタル(滝川クリステル)を入手したせん・りつ・悪魔くん(伊崎レフト)・教祖様(森繁久弥)は仕業人墓場(おじゃが池)で銀次(大佛りずむ)とがむて生物・セロハンテープの権蔵(大滝秀治)の死闘を目撃する。がむて生物とは人類に残されたもうひとつの可能性なのか?そして銀次の腹に書かれた予言少女・お晴(平野綾)のメッセージ「ヒロシ参上!」とは?すべての謎を明かす新明解国語辞典(DSお料理ナビ)は太陽系外周に潜む外道仕業人組織・義姉姉妹姪螢烏賊錦THE FIRSTの手に堕ちていた。冥王星(奥村公延)軌道に集結するエメルソン軍団(京塚昌子)。さりげなく殉職するアストロの四(デントラーニ・シットパイカー)、五(平畠啓史)、十(佐々木剛)、八(しずちゃん)、カ(日高のり子)、キ(チャップリン)、ク(雨宮一彦)、ケ(乙一)、コ(竹中直人)…し、ご、と、や、かぎょう…何ぃ!? 大爆発。幕府天文方・安達ドラゴリー(佐藤春夫)は冥王星軌道決戦におけるBC拡散兵器(織本順吉)使用を肉眼で確認した。誰が使ったかは遠目でちょっと判らなかったが、たぶん五あたり。地味はやっぱり怖かった!BC拡散衝撃波(TARAKO)の地球到達まであと6ヶ月。SRI(South町奉行所倫理委員会)は悩んだ。悩みぬいた。そして報告書(大出俊)をそっと破り捨てた。いいじゃないか、真実なんて。奉行所(サモハン・キンポー)から見える江戸の街は今日も平和そのものだ。千勢先生(時東ぁみ)は新橋のガード下で神を冒涜する言葉と緑の粘液を吐き続けているし、妖怪感謝よ〜ぞ〜ず(欽ちゃん球団)と天保エミネム太夫一座(Weiβ)は朝5時から木場駅集合。世はなべて事もなし。この平穏を壊すことなんて、俺達にはできやしない。『いいのよ、牧ちゃん…そは永久に横たわる死者にあらねど、測り知れざる永劫のもとに死を超ゆるものなのだから…』なぐさめ主婦(海老餃子)も仰ることだしそろそろ仕業人5激闘編最終回、スタートしようか!「どいたどいた、ずんだ餅(伊東マンショ)30個!殺人深川鍋(大村昆)10杯!もぎもぎフルーツ(堀川亮)1年分のこの俺がお通りでいッ!」しかし、特別編成のだめオーケストラ(都下禿頭会)が演奏するラプソディ・イン・群馬(「ガンジー愛のテーマ盆踊りRemix」に酷似。現在訴訟係属中)が流れるなか、ほにゃらかに執り行われている筈の「宇宙の会」に、このあと重大な異変が!(CM:江戸工業大学から、大切なお知らせです(抑揚のない声で)。当社の新型携帯火種『こまーしゃるジェノサイド君VH−102S』に重大な不具合が発見されました。特定の条件下で「イーグルはすでに実戦配備についている」と文字入力すると窓に…!窓に…!)さて、「宇宙の会」に出向いたずんだ(篠原ともえ)だが、猿(あくまでも猿)は不在であった。ひょんなことから瞼を80針ほど縫ったついでにステゾー(春原陽平)の断末魔とバーコードの刺青を左目に彫られたとか、保健所へ送還されたとか。世界戦が危ぶまれる猿。猿なのに?猿なのに。猿なのにお別れですか。猿なのに涙がこぼれます。競りも開催されてないのに板壁を見詰めながら「降りた!」「降りた!」を連呼している闇の仕業人ども(ファービー)を蹴飛ばし、「宇宙の会」を去るずんだ。そうだよ、競りだけが人生じゃない。主水さんの地道かつ強引な営業行為と「しっかりしろい」さえあれば明日はきっと日本晴れ。ずんだは、新たな一歩を踏み出した。しかしその眉間に、冷酷かつ絶妙におもしろい角度の銃弾が…。「結局、江戸時代にガムテープなんて無かったなの」蕎麦屋(ラ・トゥール・ゴシカァン庵)でぼやくお琴。なんの脈絡もなく魔法(味のイット革命)でイリオモテヤマネコにされてしまったおふう(江戸屋猫八)がにゃあ、と同意する。「そりゃ、ありませんよねガムテは」マジレスした弐(梅サワー)がまたしても画面端で何者かに撲殺されていたその頃、MAT(南町奉行所アタックチーム)では南町奉行所月面出張所(勝新太郎アカデミー)から栄転してきた筆頭同心クラタ様(小堺一機)が主水と二人でケミカルZをがぶ呑みしていた。「チミはよ〜ぞ〜ずダンス担当にしておくには惜しい男だ。略してダルシム」思わず杯を落とす主水。「稲妻(渡五郎)に驚いてとんだ醜態を…ハハハ」「チミが関わった事件の下手人は、ヒトデに喰われたり三半規管を巧妙にヒネり壊されたり仕業人ガッツで爆殺されたり…全員、謎の死を遂げている。略してナゾンデス」思わずクラタ様にジャパニーズオーシャンサイクロンスープレックスホールド(島根県益田市名産)をかます主水。「稲妻(秋山圭一郎)に驚いてとんだ醜態を…ウフフッ!」「チミ、私と一緒に悪徳材木商ザンパ屋(円谷幸吉)を無差別爆撃したり、勘定奉行アイロス豊後守(フィンガーボールの水を飲んだ人)を自然薯でポカポカ殴ったりしようじゃないか!略してタクラマカン」だが断る。この中村主水には、沙翁(つかこうへい)専門役者としての矜持がある。妖精パック(武論尊)の衣装で踊りだす主水。「マヤ(マゼラン星人)…恐ろしい子!」主水の底知れぬ才能に戦慄する月影先生(ケン月影)。そして明かされる衝撃の真実。なんと、月影先生はやいとやの育ての親だったのだ!「ポメ痔ってのはどうもピンと来ねぇ。又右衛門と呼んでいただきましょうか」「よう、ポメ痔。ようやく出番か?」「ポメ痔、ポカリ買ってこいなの。2秒で」「チミがポメ痔か。略してポメ痔」うつろな表情で『死一倍ファミリープランやすらぎフォーエバー(対人対物補償つき)』のパンフレットを握りしめるやいとや。江戸は今日も平和そのものであった。この平和がずっと、ずっと続けばいいのに…流れ星(ぜんじろう)に祈る耕右衛門。しかし……「チミィ、これで江戸の平和は磐石…我々人類の勝利なのだよ。略してエドウィン」筆頭同心クラタ様のもとに集結したのは熱井拳之助(中村雅俊@島本和彦画風)、笹平伊織(草野大吾)、高橋64兵衛(リチャード・フィルス)、EXILEのHIRO(まいど豊)。彼等の特殊能力によって江戸八百八町はのび太(雁屋哲)っぽい奴どもだらけのファンキーモンキー理想郷(東京フレンドパーク)へと変貌を遂げるのだ。レッツ構造改革。そんな事は露知らず高円寺(アルザス・ロレーヌ地方)で「お琴ソロコンサート2006〜たったひとりでも天保エミネム太夫一座なの〜」に興じていた主水たちのもとに届く突然の凶報。猿(あくまで猿)を凧糸で縛りあげ「宇宙の会」を牛耳った上方の残虐仕業人・天満屋チョメ兵ヱ(畠山義続)は、配下の冠動脈瘤(力也)と鉢巻に位牌を巻きつけた男(デビット伊東)に命じてクラタ様を暗殺してしまったのだ。はやすぎた人類の革新は悲劇を招き、餅の焼きすぎで今日もストーブいい香り。このあたりで山内ニコルソン自身がトイレに立ったまま、諸国巡礼の旅に出て帰らなくなった。そして天満屋一味の魔手はネオ嵐山主水フォートレス形態(小出恵介)に篭城した主水にもおよぶ。彼の窮地を救ったのは…「アストロ仕業人の七(明智球七)!」「アストロ仕業人の十一なの」「んー…とってもアストロ仕業人の十二ですっ!」「アストロ仕業人の十三なのねん」お、おめぇ達は!?「やれやれ、アタシのことはアストロ仕業人の十四と呼んでいただきましょうか」黙れポメ痔。「アストロ仕業人の十五、十六、十七と暗かったこの俺が!」「アストロの十八だ、このж£♂ф∬野郎!」「アストロ仕業人の十九を忘れられちゃ、たまんないよっ!」「アストロ仕業人の二十になっても、ボクはがんばりまーす!」「よし皆、仕業人ガッツだ!」「一仕業完全燃焼〜!」一瞬にして素粒子単位にまで破壊し尽くされる江戸の町(犬山モンキーパーク)。「説明してくれ、こいつぁいったい…アストロ仕業人ってのはそもそも何者なんだ」『主水ちゃん、もう解っているはずよ…『光あれ』と神(多々良純)は言ったの。それがすべて。アストロ仕業人とは九人だけの存在ではないわ。ヒトはすべてアストロ仕業人となる可能性を秘めている。いや、ヒトの本質はアストロ仕業人なのだ。かつてBC拡散兵器に覆い尽くされた滅びゆく世界で、ヒトは「種の保存」を為すための選択を迫られた。ある者はヒトの器を捨て、がむて生物として永劫の刻を歩むことを選んだ。そしてある者はアストロ仕業人として刹那の光芒を放つことを望んだのだ。さあ、旅立ちのときがきたのだ中村主水(三上博史)、いや、アストロ仕業人の零。はじまりにして最後のアストロ仕業人よ』 そしていま《虚無》との最終決戦が―― しかしそこで主水が、「おれたちは何か重大な間違いをおかしているのではないか」と気付き始める。
解説1
 - スポント - 
火星の人面岩(知念里奈)から回収された異星文明の記録装置(ラベルの表記はなぜか「NHK特集・尾瀬のうつくしい自然」)を解析し、みのもんたのナレーションと軽快なマンボをくわえて体裁を整えたつもりの作品。これが最終回だとは次回作「必殺ピタゴラスイッチ人」のキャストおよびスタッフにも全く連絡されておらず、ピタゴラ装置の天平(森田健作)は翌週になっても美術倉庫の片隅でぼんやりと平穏な日常を過ごすばかり。「これこそアナーキーかつ斬新な必殺的挑戦なのではないか?」一部識者にそんな誤解と疫病(うどんこ粉塵爆発病)が蔓延したという。一方、最終回だからという理由でなんの脈絡もなく駆けつけた奥州柴山藩士(男闘呼組)の皆さんは1万2千年が経過した現在でも決闘会場の荒野(風雲たけし城跡地)で待っているとか、いないとか。地元の釣り人やキャンプ客による目撃談はあとを絶たない。今度という今度こそは中村主水役を降板して「世直し順庵!人情ブレード 〜きみよ、なぜに還らぬ兵士となったのか〜」に専念する、とTVブロスの欄外あたりで語った藤田まこと氏だが「必殺まっぴるま!相手は江戸のキーファー・サザーランド」でなんとなく復帰するのは皆様ご存知のとおり。

キャスト  オープニングナレーション
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