「新必殺仕業人 銀次乱れ雲」
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超人気作(特に木星圏で)となった今作。映画もこの勢いに乗って製作され、まず1作目がこの作品。全編をインド洋で行ったロケで、エキストラおよびスタッフの半数を失うというハプニングにもかかわらずすばらしい出来に仕上げている。脚本は野上ニコルソン、監督は長嶋一茂。
江戸の闇世界の王、上総屋(フレグランス弥永)による闇の世界統一計画がひそかに進行していた。自らの組織への加入を拒む者に対しては、クラスの女子全員からのしかとという厳しい罰が…!それに立ち向かうべく上方から現われたマンボ屋清吉(キドイチロウ)、上総屋により両親を牧のうどん出入り禁止にされたダニエル(月宮あゆ)などの助っ人ともに、仕業人チームがラーメン勝負に挑む。しかしそこで主水が「おれたちは何か重大な間違いをおかしてるのではないか」と気付き始める。
監督の長嶋一茂があっさり撮影初日に行方不明になるなど、話題も多かったこの作品。全編を通じてキャストの大半が謎の伝染病にかかったのか、顔に斑点が現われてたりするのが気にかかった。ゲストの月宮あゆの羽根殺し、キドイチロウのうなぎで撲殺なども非常に楽しい。ただ、上総屋の正体が巨人の河原というのはちょっといただけない。あとタイトルがなぜ銀次なのかは全く不明。 |
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